【蔵出し編】昔出会った器をゴソゴソと③
大好きな器、なのに作家さんの記憶はなし。
最初に謝っておきます、ゴメンナサイ!
この作家さん、ほとんど記憶にないんです。
どこでお会いしたのか、まったく。
関東圏、であることは間違いないんですが。
藤野? 笠間? どこだろう?w
ほんとすみません!申し訳ない!
歳に免じてお許しください!
でもね、器は好きなんですよ、これ。
やりすぎず、ほどよくて可愛くないですか?
で、わからんなりに調べてみました。
でも調べれば調べるほどわかんなくなりました。
だってこの人の経歴、
かなりとっ散らかってるんだもん。w
生まれは大阪、京芸を経て
沖縄の離島を転々。そっから多摩美へ行って、
一旦神奈川の逗子で作家デビュー。
そっからまた東京の調布へ移って
今は滋賀の彦根で古民家暮らしなんだと。
メチャクチャやん。w
いやいや、大いに楽しんでますやん!
必殺技の使い所とその量を知っている人。
今日の作家さんはのぐちみかさん。
現在のインスタやサイトを拝見すると
ずいぶん作風も変わってきているようで。
透し彫り、っていうんでしょうか。
かなり手の込んだ器が多いようです。
https://www.instagram.com/mikagama.ceramic/
そういう意味で私が持っているのは
一世代前の作品になるのでしょうか。
高さは約80mm。
黒っぽいベースの上から下へ、
様々な色の幾何学模様が縦に描かれていて、
それこそモダンな帯のような意匠に
仕上げられています。
私が思うのぐちさんの作品の魅力は、
丸や三角の模様一つひとつの
色を変えつつ、立体感をもたせつつ、
※つまり何度も着色しているということ
やり過ぎになるギリギリの手前で
絶妙に寸止めしていたり、
あえてバランスを整えすぎていないところ。
この作品も全部同じ調子で
周囲に帯を描いてしまいがちなところを
黒のベースの色をかなり残している点。
おかげで全体が甘くなりすぎず、
オッサンの収蔵棚に並べておいても
違和感が少ないところが素晴らしい。
自分の編み出した得意技に
あえて心酔しすぎず、
客観的な視点でバランスを探る。
自分の活動拠点やその作風を
軽やかに変え、飛び越えているところからも
彼女の視座の高さが伺えます。
次はどこで、どんな作風でお会いできるのか。
と、いいように書くとそうなりますが。
関西生まれのお転婆さんが
あっちこっち目移りしながら滋賀の彦根の
古民家にいるなんて、
ちょっと信じがたい気もしますけど。w
そのモードがいつまで保つのやら、
そして次にどんなフットワークを
見せてくれるのか、
そしてどんな作風で再会できるのか、
おっちゃんは楽しみにしてまっせ。w
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