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【収穫編】工房からの風2024②

なぜ千葉・市川で同郷の作家さんに出会う?

境内の、砂利の上にそのブースはありました

関東で関西の作家さんに出会うことは
ままあることなんですが、
さすがに同郷、同県とはねー。

なんだかんだと話し込んでいるうちに
お互いに関西弁だし、聞けば
作家さんは姫路で私は神戸。
同じ兵庫県でお隣同士だったというわけで。

関西にもいっぱい陶器市やクラフトイベは
あるんですけどねー。w
なんでよりによって千葉の市川くんだりで。

というわけで、今日ご紹介するのは
アーティスト名dairoku potteryさん、
dairokuさん
でいいでしょうかね?

パッと見、地味でしょう?
でも、味あるでしょう?
ま、一番地味で素朴な器選んでおいて
その言い草はいかがかとも思いますが。w

でもこの日はどれもこれも土感たっぷりの、
「ザ・土器」みたいな作品ばかりで。
どれにするか、本当に悩みに悩みました。

ほんでこの日は、関東でお世話になっている
陶器ショップの方もお見えになっていたようで。
それが帰って調べてみてびっくり。
良さげな器ばっか揃えてんのよー。
羊と山羊」というお店なんですが。

西東京市にあるようなんですが、
そう聞いてもどこだか関西人にはピンとこず。w
むしろピンとこさせず、目的来店者のみを
対象としているお店なんだとか。

そう言われると、ぜひ一度うかがって
その目利きっぷりを確かめさせてもらわないと
いけない気がしますなー。w

ま、そんなイケメンオーナーの
お眼鏡にかなっているという事実を踏まえても、
dairokuさん、いい仕事をしてるってこと
なんじゃないでしょうか。

良かったね、姫路くんだりから出店して。w

五感を揺さぶる形、魂に語りかける質感。

どれもいい表情してるでしょ?土感がスンバラシイ

今回私がチョイスしたのは炭化シリーズ、
なんでしょうか。
真っ黒な部分やまだ生っぽい場所やら。
野焼き風の、焼け具合が場所によって
微妙に異なる、素朴な面持ち。

しかも黒く焦げ付いた部分には
もみ殻の跡までまとわせる手の込みよう。

高さは最も高い部分で約60mm程度。
もはや湯呑みと言うよりは、
こぶりなお茶碗ぐらいのサイズ感。

飲み口は不均一に波打ち、
ぼってりと厚みのある仕上がり。

そう、大地に根ざして働く人たちが、
水をすくって飲むときの両手の形。
まさにそんなフォルム。

それらすべてが狙ったようなあざとさもなく、
ごく自然にひとつの形をなし、
訴えかけてくるようで。

こんな朴訥で情感たっぷりな器が
あの真っ白に光り輝く城のふもとで、
あのやんちゃ坊主がゴチャマンといる街で
焼かれているとは。

いや、場所はかんけーねーか。w
いやはや、感服いたしました。

植木鉢から陶器の世界へいざなう案内人。

いやいや、植木鉢もいいけど、器もね

とはいうもののdairokuさん
別にこんなプリミティブな作品ばかり
作っているわけではなく、
デイリーユースにも十分使える
もう少し現実的な?器も作っておられまして。

それがまたいいんですよー。
土色じゃないやつもちゃーんとあって。
やっぱ作陶の骨がしっかりしている人は、
なにやらしても
いい感じに仕上げちゃうんですな。

特に今のオシは花器、植木鉢なのかな?
ま、私はあんま興味ないですが。
鉢ではお茶は飲めないので。w

ただ近ごろでは植木鉢を入口に
陶器の世界にハマる人もいるらしく。
そう言われりゃ返す言葉もありませんが。

でも最近結構多いんですよ、
なんだか面白そうな器だなー
と思って手に取ってみると、
底に穴が開いていることが。w
植木鉢を作るななんて言いませんが、
せめて底に穴を開けないのも
残しておいてもらえませんかね?w

ま、いずれにせよ、
同郷にこんな素敵な作家さんが
いることが嬉しかったですし、
これから何度もお会いできるような
気がしています。

dairokuさんさえイヤでなければ、
という条件付きではありますが。w

あ、それと羊と山羊さん
そちらもいつか襲撃しますので、
鍵かけないで待っててくださいね。w

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