【蔵出し編】昔出会った器をゴソゴソと②
なぜか惹かれるスチームパンクな世界観。
この作者にお会いできるのはたしか笠間、
でしたでしょうか?
他にも器を持っている、ということは
出会うたびに惹かれてしまう、ということ。
全体がサビで覆われているような、
まるでエイジング加工されたような景色。
あえて不均一な、ちょっと童子性を帯びた
全体のフォルムと相まって、
独特の世界観を放っています。
作者はBORO×BOROさん?
※以下BORO2さんとご紹介します
個人名じゃなく窯なのかユニットなのかの
名称かもしれません。
毎回たくさんカードをいただくんですが、
どこにも個人名はないようなので。
https://www.instagram.com/c.borox2_/
ジジイが買うには少しファンタジーが
過ぎる作品かもしれません。
でも気になるんだから仕方がない。
こちとら若い頃からジブリ作品を見て育ち、
ディズニーランドのエイジング加工に驚嘆し、
ポパイやHDPに掲載されている
アメリカの朽ちかけたダイナーを指差し
かっこいいとほざいていた世代なんだから。w
ま、ご本人から根っこはまるで違う
と言われればそれまでですが。
年齢不詳、住所不定、なのに常識人な友。
高さは約90mm。
フリーカップとしては標準的なサイズ感。
つまり使い勝手が良いということ。
和風でも洋風でもない、BORO2さん風、
としか言いようのないデザイン。
何を飲むかとか盛り付けるかと言うよりも、
この器を使ってどんなひと時を
誰とどんな風に楽しむのか、
そこに思いを巡らせたくなるような仕上がり。
全力で手を抜いてる風にはしているけれど、
もちろんそんなはずはなく。
外側のシマシマ模様の配分やその色使い、
ペタペタと無造作に押してあるように
計算された図柄の位置やサイズ。
そして時折見せる八重歯のような
パッチワーク的アクセント。
もう目配せ感がたまりません。
それらを煙に巻くようにサビ色に着色し、
新しいんだか古いんだか、
初めましてなのかまた来たのかなのか、
よくわからない表情に仕上げてます。
これは相当なこだわりとバランス感覚、
そして確固たる世界観がなければ
なし得ないのではないかと。
なのか?なのか?と憶測を呼ぶ作者です。
とまぁいろいろ空想しつつ
ほぼ憶測に基づいて書きましたが、
ブースで見かけるご本人と思しき方は
いつも至って静かな方で。
話を振ってもほぼノーリアクション。
だから何を思ってこんな器を作ったのか
まったくのノーヒントなんです。
ちょっとスナフキンみたいな印象?
不思議満載、魅惑の風来坊のようで。
今度お会いしたとき、お話が苦手なら
なにか一曲弾いてくれても結構ですよ。w
#陶器市 #フリーマーケット #ハンドメイド #手作り #手びねり #陶芸 #陶芸作家 #窯元 #陶芸祭 #陶器 #食器 #器 #うつわ #器好き #和食器 #和食器のある暮らし #食器好き #うつわ好き #うつわのある暮らし #湯呑み #日本茶