サンドウィッチ発祥の真実:カード賭博ではなく秘密クラブの謎の行動? 伯爵の意外な一面
久しぶりに歴史探偵の雲です。
昨年、宝塚市での廃線跡ハイクのゴール地点(阪急電車の高架下の河川敷)で、高級サンドウィッチを食べました。
このときにサンドウィッチの考案者であるサンドウィッチ伯爵のことが話題になりました。
その時の会話のポイント
1.伯爵というのは貴族の中でもまあまあの階級
2.サンドウィッチは賭博を中断せずに片手で食べるために考案された
3.ハワイ諸島は元々サンドウィッチ諸島でサンドウィッチ伯爵の名前だった
1と2は何となく知ってました。
3は驚きです。なんとあのハワイを所有していたのか?
前にハワイに行ったときに、カメハメハ大王が初代の大王様として像をみました。
想像するに、金持ちのボンボンがハワイをマネーパワーで支配して、自分の名前を付けて、ギャンブル(トランプ!:大統領ではありません!カードゲームです)依存症で中断しなくても食べれる料理を考案した。
しかも、日本でサンドウィッチは老若男女誰でも食べたことある有名な料理です。
今回のターゲットは「サンドウィッチ伯爵」です。
サンドウィッチの歴史に迫る:食文化と社交の交差点
軽食としてサンドウィッチを楽しむのは、日常の一コマですね。
私もタマゴサンド大好きです。
その名前の由来や背景には、18世紀イギリスの興味深い歴史と文化が隠されてました。
サンドウィッチの考案者であるサンドウィッチ伯爵は、ジョン・モンタギュー(第4代サンドウィッチ伯爵)のことです。
イギリスの貴族制度における爵位の序列
高位から順に記載):
公爵(Duke)
侯爵(Marquess)
伯爵(Earl)
子爵(Viscount)
男爵(Baron)
サンドウィッチ伯爵は、この中で 3番目の「伯爵」 に属しており、貴族の中では中堅の位置付けです。ただし、爵位の重要性は単に序列だけではなく、その伯爵家が持つ歴史や財産、地域の重要性などによっても大きく異なります。
サンドウィッチ伯爵が爵位を持ちながらも「サンドウィッチ」という発明で広く名前が知られるようになったのは、まさに歴史の面白いエピソードですね!
ちなみにドラキュラも伯爵ですね。調べてみると親戚でもなんでもなく架空のバケモノでした。
日本の皇室には伯爵に相当する地位はありませんでした。天皇や皇太子など血縁であり、授与する爵位などはない。
イギリスの爵位は血族以外でもいいのです!
色々調べると。摂関家や武家の家系がそれに相当すると判断しました。
摂関家の当主(藤原道長)や武家の大名(織田信長、豊臣秀吉)などですね。
サンドウィッチ伯爵はイギリス海軍の第一海軍卿でもあります。
なんとスペイン・ポルトガルの無敵艦隊を破ったあのイギリス海軍です。
しかも最高位の職位であり、海軍の指導者として政治的および軍事的な責任を担っています。
日本でいうと「山本五十六連合艦隊司令長官!、元帥!」
マジか、サンドウィッチ伯爵て家もすごいが能力もそんな凄い人だったのか!
サンドウィッチの由来:トランプ賭博は後世のフィクション?
「サンドウィッチ」という食べ物が生まれた背景として、よく語られるのがサンドウィッチ伯爵がトランプ賭博に夢中になり、ゲームを中断せずに食べられる食事としてパンに具材を挟む形を考案したという逸話です。このエピソードは有名ですが、実は後世に生まれたフィクションである可能性が高いのです。
実際のところ、サンドウィッチを考案した理由は、彼の職務や社交生活に根ざしていると言われています。
彼はイギリス海軍の第一海軍卿を務めるほどの忙しい人物で、効率よく食事をとる手段を求めていました。
また、彼が関わった秘密クラブの存在が、サンドウィッチの普及に一役買ったとも考えられています。
秘密クラブと聞けば、目の部分に仮面をつけた男女がワイセツなことをするのではないかと想像しますよね。
英雄色を好むと言う俗説もあります。マジですかね
深堀します。
サンドウィッチ伯爵と秘密クラブ
サンドウィッチ伯爵は、18世紀のイギリスで貴族や知識人が集うジェンルンズクラブ(The Hellfire Club の一種)のメンバーでした。このクラブは、一般の目に触れることのない貴族たちの社交場で、哲学や政治、娯楽など多岐にわたる議論や活動が行われていました。
このような長時間の集まりや議論の場では、簡単に食べられる食事が求められました。パンに具材を挟む形式は、手を汚さずに食べられ、かつ準備が簡単だったため、非常に実用的だったのです。
この秘密クラブでの食事スタイルが広まり、サンドウィッチ伯爵の名前と結びついていったと考えられています。
意外とまともな活動してますね。
あら捜しをすべく、しつこく、調べまくりました。
サンドウィッチ伯爵が関与した秘密クラブにおける女性関係についての詳細な記録は少ないものの、彼の私生活がスキャンダルとなり、その女性関係が上流社会で話題となったことは確かにありました。
特に、エリザベス・レイとの不倫関係は広く知られています。
18世紀の上流社会では、クラブ活動が男女関係や恋愛の場所としても機能していたことは多くの文献に残っています。
真面目な話もしていたし、ワイセツなこともしていたと思います!(私の個人的見解)
サンドウィッチという食べ物が普及しているので、後世に伝わっていくうちに、まさか秘密クラブで考案されたというのでは説明する側の品性にかけるので、賭博ということなったというのが通説のようです。
ハワイ諸島との意外なつながり
さらに、サンドウィッチ伯爵の名前がつけられたものには、食べ物以外にも歴史的なものがあります。1778年、イギリスの探検家ジェームズ・クック船長が現在のハワイ諸島を「発見」した際、彼の航海を支援していた、サンドウィッチ伯爵を称えて、これらの島々を「サンドウィッチ諸島(Sandwich Islands)」と命名しました。
あの有名なキャプテン・クックのスポンサーだったのですね。
(私も船を運転するときは、みんなにキャプテン・雲と呼べと言ってます)
ただし、ハワイにはもちろん先住民が住んでおり、島々にはそれぞれ固有の名前がありました。その後、ハワイ王国が成立すると現地の名前「ハワイ」が公式に使われるようになり、「サンドウィッチ諸島」という名称は歴史の中に埋もれていきました。
このように、、サンドウィッチ伯爵はその支援活動や探検への貢献を通じて地名にも影響を与えてたのです。
金持ちのボンボンがマネーパワーで自分の名前を島につけたのではありませんでした。ボンボンではあるがアホではない、むしろ英傑でした。
サンドウィッチ伯爵の実像
歴史を振り返ると、サンドウィッチ伯爵は単なる「サンドウィッチの発明者」という軽い肩書き以上に、重要な役割を果たした人物でした。
政治家としての活躍
伯爵はイギリス海軍の第一海軍卿として、探検事業や海軍の強化に尽力しました。彼の後援があったからこそ、ジェームズ・クック船長の航海が成功を収めることができたと言われています。社交場での影響力
秘密クラブでの活動を通じて、貴族たちの生活や文化に影響を与えました。このような場での食文化がサンドウィッチとして形を変え、広がったのです。名前が残る文化的功績
食べ物や地名だけでなく、彼の功績は多くの分野で影響を与えています。忙しい現代人にとって便利なサンドウィッチという食事の形は、彼の実用的な精神の象徴とも言えるでしょう。
歴史の中でフィクションと事実が交わる
サンドウィッチ伯爵の物語は、フィクションと事実が交差する面白い例です。トランプ賭博の逸話は創作かもしれませんが、秘密クラブでの影響やハワイ諸島とのつながりなど、彼の多面的な人生は歴史を深く掘り下げる価値がありました。
おわりに
廃線跡ハイクで、サンドウィッチを食べながら話題になったサンドウィッチ伯爵。そのエピソードを調べる中で、彼が歴史や文化に大きな影響を与えた人物だと改めて感じました。
読んだ方は、今後サンドウィッチを手に取るとき、秘密クラブを思い出してくれると面白いです!
今回の記事とは全く関係ありませんが私の動画の紹介をさせてください。
(射撃の記事より、今回の歴史の記事をどうしても書きたかったのです)
youtube動画で今回がクレー射撃の動画です。(約17分)
よかったら観てくれるとうれしいです
こちらは一分間の凝縮版動画です。いつもはクレーを撃つシーンは4倍スローですが、今回1倍速も入ってます。クレーはめちゃ早いです