世界での洪水被害事例(その2)
前回に続いて、近年「水害」被害が大きかった事例をご紹介いたします。
事例3:2021年に中国を中心とした豪雨災害
2021年7月に中国を中心とした豪雨が発生し、広範囲にわたる浸水が発生しました。特に河南省では約300人以上が死亡し多数の住宅や店舗、数千台以上の車両が被害を受けたとされています。
河南省では、記録的な豪雨により多くの地域で洪水や地滑りが発生しました。省都郑州市では地下鉄の駅が浸水し、多数の乗客が閉じ込められるなど甚大な被害がでています。湖北省武漢市では市内の多数の地下鉄駅が閉鎖され、バスやタクシーなどの交通機関にも影響が及びました。安徽省合肥市でも多数の住宅や商業施設が浸水し、一部の地域では停電が発生、鉄道など交通機関の運行にも大きな影響があったとされています。
3件のいずれの豪雨被害でも、多くのインフラ施設が被害をうけたことで被害地域へのアクセスにも長期間影響が続いていたものと推察されます。また車両の被害台数も大きかったことから、被災地内での人の行き来や物資の運搬にも大きな影響が出ていたものと考えられます。
(まとめ)
近年、世界で発生した大規模な洪水被害事例を紹介いたしましたが、そこで暮らす方々は大変な日々を長期間強いられたのではないかと感じました。このような状況を踏まえた上で、私たちが学び糧としていかなければならないことはあると考えています。これについてはテーマとして取り上げコラムとして発信していきたいと思います
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