心と天気
寒い夜ほど、散歩に出たくなるという性癖がある。
とびきり寒くて、空気が澄んでて。
また、あたたかく晴れた日にも散歩に出たくなる。
ほかほか、カラッとした行楽日和。
なんでなのだろうと分析してみたのだけど、
そんな性格に憧れている節があるのではないか。
天気を性格に置き換えるのもおかしな話なのだけど、今までの人生経験上、気候がその日の人格に影響を及ぼす気がしていて。
晴れた日には、明るい性格の人格がよく出てきたり、雨の日にはジメジメした自分がよく出てくる。
もともと明るい人は晴れた日にはもっと明るくなり、もともとジメジメした人は、雨の日にはもっとジメジメしたり
これは完全にイメージでありまして、
確証なんてどこにもない虚言なのですが
そんなことがあるのかな、と僕は思いまして。
だから僕は、
とびきりに突き抜けて、そこには冷たさもあって、
何かを成し遂げる時って、絶対に冷たさがいるのではないかと思うし。
だけど空気が澄んでて。そんな心に憧れているのではないかと思う。
また、カラッとした性格にも憧れている。
雲一つない、カラッカラの性格。
嫉妬も、劣等も、優越も、全てを乾かすカラッカラに晴れた心。
一生、散歩していくんだろうと思う。