美味しいものを食べた時に思うこと

「美味しいものは人を幸せにする」って、本当ですね。
昨日は、西伊豆の宿に泊まりました。
秋の雲見温泉を満喫しに来たんです。
夕食をいただきながら、家族と話しました。
今まで泊まった宿のお料理の中で、ここのお料理が過去一だねと。
舟盛りのお刺身は、言うまでもなく新鮮で美味しいの一言に尽きます。
夏の雲見は何度も経験しています。
秋の雲見は初めてでした。
で、今回味わった中で最高に美味しかったもの、
それは、栗ご飯と栗の渋皮煮でした。
家族全員、満場一致で、今日の一番は栗ご飯と渋皮煮だ！と言い合いました。
本当に美味しかったんです。
来てよかったと思いました。
夫が言いました。
五時間かけて、このご飯を食べに来るだけでも価値があると思えるくらい今日のお料理は最高に美味しいよね、と。
そうなんです、ここに来るのに自宅から、五時間かかるんです。
西伊豆は遠い場所なんです。
でも、食べに来るだけでも価値のある場所なんだということが、今日改めて分かりました。
お料理を運んで下さった時に、女将さんと少し話しをしました。
「栗ご飯が本当に美味しくって」とお話ししたら、
「私の実家がこの近くで、実家に栗の木がありまして、
その栗で作っています」と教えて下さいました。
ご実家でとれたものを材料として使われているなんて、
ステキだなって思いました。

「美味しいものは人を幸せにする」

今日のご飯で、どれだけ心とお腹が満たされ、
幸せな気持ちになれたことか分かりません。

それから、このお料理を食べながら、ずっと思っていたことがあります。
それは、
（こんなに美味しいお料理、実家の両親や、夫の両親にも食べさせてあげたいなぁ……）ということ。
私は昔から、美味しいものを食べている時、思うんです。
〇〇にも食べさせてあげたいなぁと。
息子だったり。
夫だったり。
両親たちだったり。
それを思う相手は、いつも私の大切な人たちです。
だから思いました。
美味しいものを食べていると、
大切な人の顔も浮かんできて、食べさせてあげたくなるんだなぁ、って。
大切な人たちだから、食べさせてあげたいんだなぁって。

いつか、両親たちも連れてきてあげたいなと思いました。そして、この美味しいお料理を食べさせてあげたいなぁって思いました。