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介護事業を20年経営して思うこと Vol.13
株式会社北陸福祉会 専務取締役の高澤 由香里と申します。
今回のテーマは、前回に引き続き「初任者研修を受講している方に向けて」です。
当社は、富山県高岡市・砺波市・南砺市にて、グループホームやデイサービス・小規模多機能型居宅介護事業を、20年運営しております。
※当社HPはこちら
介護事業の経営はもちろん、介護現場に私も出て日々入居者様とかかわってきた中で、いま思うことを綴りたいと思います。特に読んでいただきたいのは、介護業界にこれから挑戦する方や初任者研修や実務者研修を受講している方々です。
前回の投稿で、介護初任者研修を受講している方へ、
学んだことを活かして介護業界へ一歩踏み出してみては?
とお伝えしました。
介護のお仕事は今後益々必要とされますし、
自分の大事な人にとっても介護の知識を持つ人が近くにいると
安心感が違います。
身内の介護は大変だった
私自身も約21年親族の介護をし看取りまでしました。
正直なところとても大変だったし、つらかった・・・・。
介護事業を20年続け、介護の現場で沢山学んできた私でも
身内の介護となると少々勝手が違いました。
でも、これまでの経験は大いに役立ったし、
乗り越えることができました。
介護が終わったときにふと思ったことがあります。
介護職として仕事をするよりも
自分の近親者の介護の方が
なぜこんなにつらいのか。
きっと「親族だからこその感情が入ってしまう」からだと思います。
職場では色々あっても仲間がいます。
相談したり悩みを聞いてくれて心が救われたりする。
でも家では自分ひとりで背負っていて孤独な時も多い。
これが家での介護と職場での介護の違いの一つだと思います。
ある職員からの嬉しい言葉
当社に勤めているある職員のご親族が認知症になられ、
自分が介護をすることになったと相談を受けました。
もちろん全力でアドバイスはしましたが、
後日この職員から嬉しい言葉をもらいました。
この仕事をしていたから、いざという時に
「慌てずに冷静でいられました、専務のアドバイスを思い出し
冷静に考えることができて本当に助かりました。」と。
家での介護ではやっぱり感情が入ってしまい、
時には乱暴な言葉を口から吐いてしまいたくなるのです。
当然言われた人は腹が立つし哀しい、でも言った本人も後悔するのです。
こういう心境の時に、「自分だけじゃない」「介護のプロとして」「職場に行けば相談に乗ってくれる人が沢山いる」という気持ちで救われるという話でした。
改めてですが
介護職として働くというのは、
ほんとうに悪くないですよ!と言いたいです。
ここぞという時にも役立ちますよ!
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当社では、「職場の仲間と利用者様を大事にする」という考え方に共感いただける方と一緒に仕事をしたいと考えています。ご興味を持っていただきましたら、一度お話ができたら嬉しいです。
就職・転職を今すぐ考えてはいないけれど、共感できるという方もぜひご一報ください。
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