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木化石を集める

ゆっくり眠れた朝、窓から日差しがよく入り明るい。
朝ごはんは、かにぱんをトースターで焼き色をつけて食べる。こんがりと柔らかくほのかに甘い。

山のなかの小さな入江へ行く。
ここの石はどれを手にとってもしばらく眺めてしまうほど魅力的。石の深層の色や形が透けて様々な模様が重なり合っていたり、日に当てると乳白色に小さく輝いたりする。
子どもの頃のわたしだったら興奮して倒れていたかもしれない。石のある公園に行くと、いつまでも極上の石を探していた。

たくさんの植物を観察したり、木化石を集める。
散歩の予定が2時間くらい海岸と山の中にいた。
汗をかいていて、着替えてスープを飲む。
夫が作ってくれたスープは、豚肉、白菜、きのこ、豆腐がたくさん入ってとろりとおいしくて二杯食べた。
おもちをレンジであたためたら、大きくふくれあがり、かき餅みたいになったものをぱりぱりと食べた。(やわらかなきなこもちの予定だった)

「外にすごいのあったけど」と夫が帰ってくるなり言い、大きな木の枝を外においていたのと、薪ストーブの上に石を並べているのも見つかる。

お惣菜のなます、ごぼうの和物、コーンコロッケ。長芋ともやしニラのバターポン酢炒めを食べる。長芋とニラともやしの異なる食感が絶妙に合わさり、バターのこくにポン酢がさっぱりしてするする食べた。

ドラマやアニメをみてお風呂につかる。
降り出した雨の音が風呂場からよく聞こえた。

眠る前に、外へ出て手をのばすとと雨はやんでるようだった。いちごのビニールハウスがいつもより薄くぼんやりとひかり、木々から雫が落ちる音がした。

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