世界は明るすぎるし騒がしすぎるし、私の頭はバグりすぎだし

　明るい、まぶしい、うるさい、騒がしい
　生活しているとよく思う。

　とにかく音と光に弱い。何かのキャラクターならRランクとか、激弱に分類されてしまいそうな性質だ。

　まず明かり。
　会社は明かりが煌々とついていて、デスクワークしていると目が疲れる。朝オフィスに入った瞬間に「うぇー眩しい・・・1つ2つ明かりを消してくれんかね」と思う。
　街中やショッピングモールもかなり明るくて、長時間いるとかなり疲れてしまう。

　個人的に明かりよりも面倒なのが音だ。
突然の大きな音にかなり耐性がなく、誰かがくしゃみをした音で身体がビクつく。
　人のため息や舌打ち、戸の開け閉めなどの音にもかなり敏感で、そういったものから人の感情を読もうとしてしまい疲れる。ショッピングモールや人通りの多い道も苦手だ。
　そんな時はノイズキャンセリング機能のついたイヤホンか耳栓が良い。
イヤホンは最近買った。耳をふさがないのにノイキャンが効く。すごい。
耳栓は、ライブ等の音圧を下げる(らしい)効果があるものを買った。人と普通に会話をしながら、うるささを軽減してくれる。かなりストレスが少ない。
　困難はまだ襲う。
　意識を耳と脳にギュッと集中させていないと難しい話を聞くことができなくて、集中をやめると言葉がただダラダラダラと流れて行ってパニックになりそうになる。絶え間なく言葉が紡がれている空間が苦手だ。人がずっと話しているのを聞くと脳がパンクしそうになる。
シャットアウトすることができないみたいで、声は認識できるのに内容を認識する能力が放棄され、ただのノイズとして絶えず耳に入ってくる。
　会社で一気に指示を受けると同じような状態になりそうになるが、会社で「ふぇえ・・分からないんですう・・むりぽ・・」とは言えないので、頭が120％くらいでフル稼働する。「はい、分かりました。」と言った後に必死にとった汚い文字のメモを見ながら「はてさて何からすればいいんだ・・？」としばし呆然としてしまう。この時、脳が「聞いている風の相槌をしながらメモを取る」に力を全振りしているので、ほとんど指示内容を覚えていなかったりする。困った。とんだバグが脳で起きている。

ここから少し番外編。
　やらなければならないことが増えると何から手を付けるのが最適か判断できなくなる。広い机を最大限に使ってすることを細分化しないと忘れてしまう。
　経費精算の紙をまとめて机の端に置く。FAXする注文書をまとめて置く。これは後で上司に聞きたいやつ、これは捨てるやつ、これは仕入れをソフトに入力するやつ・・・こんな感じで机の上にまとめていくのだが、少し経つと「これは何でまとめたものなのか」を完全に忘れていたりして、その仕分けをもう一度やり直す羽目になったりする。　
　澄ました顔をしてエクセルなんて入力しながら頭では同時に3つくらいのことが浮かんでいる。
「あ～上司機嫌悪そう～あれ聞きたいのにいつ聞こう・・・」
「あ、帰りスーパー寄って帰らないと・・」
「○○さん帰ってきたかな、注文のことで聞きたいことあるんだよな」
でも今行っている作業が一番重要だ、という判断はできるので、集中力は一番エクセルの入力に割かれている。
　ここに「同時にできてすごいだろう」という意図は全くない。
とにかく脳の使い方が下手くそなことを伝えたい。

　仕入れた荷物を倉庫に運ぶという仕事もあるのだが、
①倉庫に運ぶ
②置く場所がないので倉庫を軽く整理する
③倉庫を掃除してデスクに戻る
④別の用事で倉庫に行った時に、無造作に置かれたままの荷物を目にして
最初の用事を思い出す
　これをよくしてしまう。掃除しながらまた別のことを複数考えているので、いつの間にか掃除をしたら荷物を置く、というタスクを忘れてしまう。なんて奴だ、怖すぎる。自分で書いていて引いている。こんなのが社会に普通に紛れてます、すみません・・・。
　元々の性格の心配性な面と真面目(と言ってもらえる)さでカバーできている？ので、あまり表ざたにはならないが、細々とやらかしている。
　1つのことに集中しないといけない。常に何かを頭で考えているから大事なことが抜け落ちる。

　話がかなり逸れた。
　明りについては悩んでいて、薄い色のサングラスでもしたらマシになるかな、と思っているけど、服装との兼ね合いもあるから難しそうだ。耳はイヤホンと耳栓でかなり快適になった。ショッピングモールで半日過ごしてもしおしおに萎れる前に家に帰れるようになった。

　とにかく、意識しないうちに脳をかなり使っているようで、家に帰って夕食を食べた後にかなりの眠気がやってきて、日々2時間ほど寝てしまう。そして今、迫る12時に怯えながらこれを書いている。反省しなさい！