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クリスマスの悲劇を救ったサンタ
昭和のおばちゃんが日々見聞きしたこと感じたことを昭和目線で独りごちます。
M1も終わりクリスマスも終わり…今年もいよいよ大詰め。
クリスマスと言えば、我が家で数年前に起こった悲劇…。
楽しいパーテイを一瞬にして台無しにする「それ」は突然起こった。
食事も終え、後はケーキを残すのみ。
朝から頑張って慣れないチキンを焼いたり、ケーキを焼いたりと、準備を頑張った甲斐があったと、少しホッとしていたところ、夫が言った。
「さあ、洗い物のじゃんけんしよか。」
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おばChannelはこの時点で、もちろん自分は免除だと思っていた。
だって、朝から買い物してきて、チキンを焼いて、ケーキを焼いて、ここまで準備したのは私、私、私一人なのだから!!洗い物免除は当然の権利!!
そう思い、成り行きを見守っていると、娘二人が「えー?!」
まあ、そやね、楽しいパーテイに水さされた感じやもんね。そして、
「お母ちゃんは?」と言った。
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そして夫が
「うーん、そうやな、どうする?」と聞いてきた。
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ここでおばChannelは、吠えた。
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じゃんけんで負けたら私が洗うんか?
朝からこれだけのことしてきたのに、じゃんけんで勝たないと洗い物までさせられるんか?(これが母親になりたくない理由だと言うことが今ならわかる)
私らでするってなんで言えへんかーーーーーーーーっ!と。
今、思い出しながら書いていても、腹が立ってきた。そうだ、これは怒って当然のことなのだ!!
しかし、母であるおばChannelが怒りを爆発させたことにより、場は凍りつき、それまで楽しかった雰囲気が一度に吹き飛んだ。
せっかくのクリスマスなのに、こんなことになってしまって申し訳ない…という気持ちと、さすがに許せない、という気持ちが行ったり来たりして、黙りこくるおばChannel。
重い、重い空気が流れ続けた…。
その時奇跡が…
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近所の同僚のおっちゃんが、まさに、プレゼントを持って、サンタの格好をして現れたのだ。
何の前触れもないサンタの登場により娘たちははしゃぎ、おばChannelも怒っている場合ではなくなった。
どうぞどうぞと上がってもらい、一緒にケーキを食べ、楽しい団欒となった。
特に夫は、
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ありがとうございます。と、何度も言っていた。
サンタの登場自体が、夫にとっては何よりのプレゼント。そりゃ感謝もするわな。
今となっては思う。
あの頃は、最終、自分に余裕がなくなるくらい、無理して頑張っていたのだと。
そんな機嫌が悪なるんやったら、ケンタッキーでいいじゃない、そんなん、誰も作ってって言うてへんし、ただの自己満やんと家族の誰もが思っていたかもしれない。(たぶんケンタッキーは思っていた)
何もそんなに気負わなくてもよかったのに…と当時の自分に言ってあげたい…そんなことを考えながら、今年もチキンを焼いてしまうおばChannelであった。