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バンカラは死語なのか?
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オヤジブログ怪気炎 vol.172
ハイカラのほとんど対義語(アンチテーゼ)として、蛮カラという言葉がある。戦前に旧制高等学校という今の大学の教養課程に当たる学校があり、蛮カラを自他共に認めていた学校があります。現在でも一部の学校や応援団のスタイルに往時の名残りをとどめている気がします。
単なる懐古趣味ではない。昨今のチャラいナンパな口調やタメ口言葉の日常化を目にすると、敢えて虚勢を張ってワイルドでいる方がまだ微笑ましい気もしてくる。
要は持て余し気味の青春エネルギーを、どう自己表現できるかという話であって、おじさんとしては法の適用範囲だけは守っていただきたいけど。
記憶の糸を辿ってみると、一年中詰襟の学ランを着ている先輩がいた。大学生なのだから学ランは本来標準服だが、それなりに目立っていた。あといつも下駄を履いてくる同級生がいた。はて、できたばかりの校舎を下駄でカツカツ歩いてよかったのかどうか? ボクは寮生活の経験がないので、たまに遊びに行っただけなのだが、八幡宮の裏にある寮にはバンカラの気風を感じたものだ。
生活スタイルとしては絶滅危惧種だろうけど、もしまだ憧れる若者が残っているなら存外しぶとく令和の時代にも生息していけるかもしれない。