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法を学ぶ意味

オヤジブログ怪気炎 vol.112

朝ドラ「虎に翼」で、法律を学ぶ学生が描かれている。まだ男女同権とは言い難い時代の問題について、法廷を舞台にしながら視聴者も共に考えるような仕組みでドラマが進んでいる。
ボクの場合、日頃法律の適用について実感する場面は少ない。バイクや車には乗っているので交通ルールは意識していますが・・・。学生時代に遡れば、日本国憲法の授業を受けましたが、判例を紹介しながら大講義室で進む一本調子の授業は、当時のボクにとっては退屈で「法学部に入らなくてよかったなぁ」などと不埒なことを考えていました。戦後できた国立大学には法学部はないので、身の回りに法律を学ぶ友人がいなかったことも法律をに対する見識が深まらなかった一因かもしれません。
ざっくり言えば法律が守ろうとしている生活とは、人々の安全・安心な暮らしなはずです。だから犯罪には罰則が適用され、危険な状況から人々を守っているのでしょう。しかし、格差や差別化といった問題については、どうなのでしょうか? 朝ドラでは男女差別について取り上げていましたが、その他にもありとあらゆるところに差別の芽は潜んでいます。
例えば「いじめ」。いじめ防止対策推進法の施行によって、いじめの件数は減ったでしょうか? 残念ながら事態はますます深刻化している気がします。
不登校については、教育機会確保法がありますが、それぞれの児童生徒の状況になって応じた教育機会が提供されているとは、とても思えません。
法律を学ぶとは、現代社会の矛盾と葛藤に気づいて、解決の道筋について現行法を学びながら考えていくことなのかもしれません。

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