見出し画像

上座部仏教

オヤジブログ怪気炎 vol.194

世界史を生徒と学んでいると小乗仏教という言葉を最近は用いないとあり、それは上座部仏教と書かれている。しかもお釈迦様ご本人の教え・戒律をしっかり現在に保存しているのは、上座部仏教なのだ。少し調べてみるとお釈迦様亡き後、戒律を変えようとした大衆と守ろうとした長老の間に溝が生まれて、守ろうとした側が上座部仏教となったらしい。また小乗仏教という呼び方は、中国など大乗仏教側から見下すように用いられてきた経緯があり、使わなくなった。
東南アジアの仏教国タイでは、男子が一生のうちに一度は僧侶になる。僧侶の数は30万人、しかもその後トップは何と国王なのです! 人々の生活と仏教は切り離せない関係なのですね。
お葬式の時だけ、お坊さんとの接点ができるような日本とは大違いです。日本人は自分たちの仏教が大乗仏教であることに安易に甘えているような気がしてきました。

いいなと思ったら応援しよう!