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豊かさの実感

オヤジブログ怪気炎 vol.185

ようやく実質賃金がプラスに転じた。けれども賃金が上がっても物価の上昇に追いつかない。賃金の上げ幅が価格に反映されているから、このあといたちごっこはなかなか終わらない気がします。
たしか似たような時代があった。例えば佐藤栄作総理の時代。景気のよい時代で日本は世界第二位の経済大国にのし上がっていくのですが、あの頃私たちは生活が豊かになっていく感覚をどう捉えていたのでしょうか。
3Cと呼ばれたカラーテレビ、クーラー、自家用車が各家庭に入ってきた時代と佐藤栄作総理の時代は、ほぼ重なっています。物価はやはり上がっていた記憶がありますが、同時に生活をうるおす電化製品や車によって、生活が豊かになってきたことを感じていたと思います。何せその頃のほとんどの大人は、戦中戦後の苦しい時代をくぐり抜けているのですから。
さて現在。私たちはどんな指標を持って、生活が豊かに変化していることを感じているのでしょう。パソコン・スマホの普及によって便利になった点は数え切れないくらいあります。さらに今後はAIが生活を変えていくでしょう。
しかしながら、それらはパソコン・スマホ・AIがなかった時代に比べて何が違うのか、自分自身に問いかけてみようと思います。

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