14.仕事に押しつぶされた1ヶ月
長いのか短いのかわからないけど、9月の1ヶ月間。
私は心から退職のことばかりを考えていた。
仕事をしてもしても終わらなく、自分の能力と裁量の無さに毎日自己嫌悪になった。
プレッシャーからいつでも余裕がなく、同じチームのメンバーにもギリギリになって仕事を依頼してしまったりと迷惑をかけた。
自分でも、「あ、ヤバいかな」と思ったのは
何気なく言われた「楽しく仕事をしよう」という上司の一言に、涙がとまらなかったこと。
会社のトイレで怒りと悔しさと悲しみでぐちゃぐちゃになって泣いた。
もう限界だ。
なるべく落ち着いて仕事をこなそうと精一杯な私は
もっときっと愛想もあって機嫌の良いOLで有らねければいけない。
昼休憩には転職サイトを検索し紹介メールを確認する日々だった。
そんなこんなで激務の1ヶ月をなんとか同僚と先輩のおかげで乗り越えた。
9月はありがたいことに3連休が2回もあって、小旅行に行った。
そこで訪れた古書店で、1冊のエッセイが目に留まった。
「しょぼい喫茶店の本」
サラリーマンなんて嫌だ嫌だと愚痴っていた私に、タイミングバッチリなタイトル笑
古書店のおばあさんから、昨日入荷したばかりだったと聞いてなんだか申し訳なかったけど、即購入して読み進めた。
大枠は、筆者の喫茶店経営までの道のりだけど
労働すること、お金を稼ぐこと、生活すること、幸せの定義、、20代が抱える悩みや葛藤が詰まっていて共感しかなくてスラスラ読めた。
私は脱サラする勇気も選択肢もないけど、
自営業できたら「〜〜〜〜、、」のそのあやふやな幻想とモヤモヤが理解できて
擬似体験できた感じだった。
今の仕事はしんどいことも多いけど、「仕事と自分」に対して冷静になれたことや
もっと周りに頼り寄りかかっていいかもと思えてきて、大変勇気をもらいました。
しんどい時は無理をせず、
なるべくしんどくならないように、自分でその距離感を見つけられるように・・・!
今週も頑張りましょう。