
社内SEで精神的にきつい時の対処法5選!メンタルやられる前に早めの対処を!
社内SEをしている方、特に未経験や経験浅、新入社員でやっている方、今の仕事はしんどくないですか?
社内SEはエンジニアの中でも楽という声もありますが、実は結構精神的にしんどい思いをする仕事でもあります。
結構精神的に病んでしまって、復帰できないという人も見かけます。
私も情シスへ配属されてから半年~1年くらいは精神的にきつく、一時期は食事が喉を通らないこともありました。
正直、一歩間違えれば精神的に病んでしまっていたかもしれません。
そんな精神的に参っている社内SEの方へ、私が実際にやって効果のあった対処法も踏まえて、紹介していきます。
仕事で失敗ばかりで気分が落ち込みがち…
わからないことも多いうえに仕事もこなさないといけないので辛い
自分に自信がなくなってしまった
こういった人におすすめの内容になるので、ぜひ参考にしてみてください。
社内SEで精神的にきつい時の対処法5選
では早速社内SEで精神的にきついと感じる時の対処法を紹介していきます。
精神的にしんどい時にきつい時にはただ我慢しても追い詰められていくだけなので、何かしらの対処は必須です。
紹介する内容からできそうなことをやってみてください。
資格を取る(基本情報技術者がおすすめ)
まず最初に紹介するのは資格を取ることです。
私は情シス部門へ異動してきたときに、何の知識もスキルもありませんでした。
打ち合わせでは何を言っているかもわからない、自分の意見を言いたくても自信がないので言えない、ふさぎ込みがちで仕事に行くのが辛かったです。
そんな時に、何か目に見えるもので自分の自信になるものを手に入れたいと思いました。
いろいろ調べてた時に基本情報技術者の資格を見つけ、ITの基礎知識を学ぶにはぴったりと思い、勉強に励みました。
「IT初心者にはITパスポートからの方がいいよ」
こんな声もありましたが、私は、
「取るからにはITパスポートじゃ物足りない!基本情報まで取ってこそ!」
となぜかこんな思考になり、いきなり基本情報から取ることにしました。
3か月ほど集中して勉強し、無事1発合格しました。
そこからは、基礎知識が身に付いたのはもちろん、自分でもやれるという自信がつき、それなりに仕事をこなせるようになりました。
仕事をするために、知識も必要ですが、自信も必要だと感じた瞬間です。
そのため、今未経験社内SEで情シス部門へ異動となった人は、まず基本情報技術者の資格を取って、自信をつけてみてください。
それだけでも自信がつくので、精神的に少し楽に働けるようになるはずです。
上司や同僚に相談する
次は上司や同僚に相談することです。
精神的に辛い時は、身近な人に相談するのが良いと言われています。
仕事を実際に近くで見ている上司や同僚であれば、対処法や解決策が見つけやすいでしょう。
ただ、私もそうでしたが、上司や同僚に相談することって結構ハードル高いですよね?
何なら上司や同僚から言われる言葉や、仕事で詰められることが、精神的に辛い原因になっていることがあります。
私も、職場の同僚が悪意を持っているわけではないですが、言われる発言に傷つき、精神的に辛いと感じたことがあります。
そんな時は、一人だけでもいいので、何でも相談できるような同僚を探し、相談してみてください。
できれば、自分と同じ境遇から今ちゃんと仕事をしている人がいいです。
一緒にランチでもいって、今自分が悩んでいること、どうしたらいいか聞いてみること、その人はどうやって乗り越えたのか聞いてみてください。
聞いてみると、役に立つことを言ってくれたり、意外とちゃんとしていると言ってもらえるかもしれません。
あなたが思っているほど、周りの評価は低くないかもしれないので、素直に相談してみましょう。
一人も職場で相談できそうな人はいない…という人は、他の対処法をやってみてください。
友達や家族に相談する
友達や家族に相談するのも一つの手です。
同僚や上司には仕事の内容中心で相談することになりますが、会社外の人はまた別の相談ポイントになります。
会社外の人は仕事の内容はそれほど詳しくありません。
ただ、今の境遇や悩みについて親身に聞いてくれる可能性は非常に高いです。
なので、話を聞いてほしい人や共感してもらいたいという人は友達や家族に聞いてもらいましょう。
私も学生時代の友達に一度、情シスへ異動してすぐの時に相談したことがあります。
仕事の内容がわからない、仕事でうまくいかずしんどい、といったことを相談しました。
すると友達からは、
「異動してすぐわからないのは当然!それは周りがフォローすべきでしょ!」
と怒り気味で言ってくれました。
これで悩みが解決したわけではありませんでしたが、嬉しかったのを覚えています。
仕事のことを知らないからこそ、話の内容を超客観的に見てくれ、そのうえでおかしいと思ったことは言ってくれます。
しんどいと思った人は、仕事に関係ない友達や家族に相談してみるのも覚えておきましょう。
休暇を取る
次は休暇を取ることです。
自信を付けるために資格勉強したり、悩みを誰かに相談したりしても、やっぱりしんどいものはしんどいと思う時もあるでしょう。
そんな時はいっそ休暇を取って休んでみてください。
とにかく心が壊れないことが第一です。
有給休暇を使って休んで、仕事のことを考えず、のんびりしたり小旅行に行ったり、好きなことだけやりましょう。
心が落ち着く時間がなかった人には、とても貴重な体験に感じます。
社内SEに限らず、日本人は仕事のことを考えている時間が多すぎると感じています。
なので、一度ゆっくり休み、仕事のことを忘れてのんびりしてみることで、いいリフレッシュになります。
病院に行く
最後は病院に行くことです。
いろいろと対処法は紹介しましたが、本当に精神的にしんどいと思ったら病院に行ってください。
精神的に壊れてしまってから病院に行くのでは遅すぎます。
精神的に辛くなり、病んでしまってから病院にいった人を見てきましたが、やはり復帰までに時間がかかり、同じ部署に戻ってこれないという人もいました。
原因は長時間労働や、上司からのパワハラなどいろいろありますが、本人がしんどいと思うポイントは様々です。
「他の人はもっとしんどいので、休めない」
こんな気持ちはすぐに手放してください。
人それぞれしんどいポイントは違うので、ある人には平気でも、あなたにとってしんどいことはいくらでもあります。
その逆もありえます。
たまたまあなたにとって、今しんどい環境になっているだけなので、無理をせず、病院に行ってください。
いきなり病院に行くのが怖いという人は、職場の産業医に相談してみてもいいでしょう。
とにかく、病院に行くのは恥ずかしいことではない。
これだけは頭に入れておいてください。
社内SEで精神的にきつい理由

ここまで社内SEで精神的にきつい時の対処法を紹介してきました。
ここからは、なぜ社内SEで精神的にきつくなるのか、その理由を紹介します。
私が実際に精神的に辛かったと感じた経験を踏まえて、具体的に書いていきます。
一つの参考として、読んでみてください。
板挟み状態になる
まずは板挟み状態になることです。
これは社内SEあるあるだと私は思っています。
社内SEは基本的に誰かと誰かの間に入って仕事をすることが多いです。
ユーザ部門とベンダーとの間
インフラ部門とユーザ部門の間
上司とベンダーとの間
社外のSEとベンダーとの間
こんな感じでとにかく間に入らされるのが社内SEです。
ここでしんどいのが、お互い言いたいことだけ言って、結局まとまらない時が板挟み状態できつい思いをします。
システム制約上、ユーザの要望全て叶えられない時に、ユーザから強い𠮟責を受けたり
別部署のインフラ部門がの対応が終わらないためリリースできないことを怒られたり
社外との文化の違いで社外からも社内からも詰められたり
自分で解決できないことを間に入っていろいろ言われることがとにかく辛いです。
私も情シスへ異動してきたばかりの時に、知識もないことに加え、この板挟み状態に苦労しました。
自分の意見を言おうにも、合っているかどうかわからないので、とにかく間に入って話を聞いて相手に伝えることの繰り返し。
これが積み重なってくると、
「自分、ここにいる意味ある?もう直接話してくれたほうが良くない…?」
こんな風に思えてきてしまいます。
ただ間に入っているだけで、自分に価値を感じない時は、特に異動当初の社内SEは感じがちです。
これはほとんどの人が感じることなので、あまり気にしすぎないようにしましょう。
とにかく詰められる
続いて、とにかく詰められることです。
社内SEでシステムの担当をしていると、いろいろなことが起こります。
リリースしたシステムで障害が発生する
社外の連係先のシステムトラブルで業務に影響が出る
運用でのデータ集計作業や補正作業に誤りが出る
こういった時に上司や関係部署に報告することになりますが、この時にとにかく詰められます。
「なぜこんなことになった?わかるように説明してくれ!」
「それはこうしておけばこんなこと起こらなかったんじゃないか?」
こんな感じでいわれることがザラにあります。
というのも、システム関係者以外の人からすると、システムは正しく動いて当たり前なんです。
それが動かなくなったり、開発内容に誤りがあると、それは仕事に大きな影響を与えることになり、情シス部門がちゃんとしていなかったと認識されてしまいます。
情シスの人も障害を起こそうと思っているわけではないし、後から言われると未然に防げたと思われるかもしれません。
ただ、やってみるとわかりますが、全てのバグを洗い出して障害を0にするのはほぼ不可能です。
システムは魔法じゃなく、人が作っているのですから、全て完璧に動くなんてことはありえません。
この認識がない人が多く、何か起こった時にひたすら情シス部門を詰めて、改善策を提示するよう促してきて、精神的に追い詰められてしまうなんてことがあります。
理解ができないことに苦しむ
次は自分が理解できないことに苦しむことです。
社内SEは覚えることがたくさんあります。
社内の業務の知識、ITの知識、資料作成スキル、経営の考え方、などなど。
これらの広い知識を身につけたうえで、実際どうやって会社の業務をシステムでより良くしていくのか、考えていく必要があります。
ただ、覚えることが多すぎてどうしたらいいかわからなくなって、そんな自分が嫌になってしまう瞬間があります。
特に未経験から情シスへ配属され、3か月~半年くらいがしんどい時期です。
ルーティン作業はこなせるようになったものの、応用的なことは何もできないし、未だに言われることが理解できない。
情報処理の知識は一朝一夕で身につくものではないので仕方ないですが、やはりできない自分が嫌になってしまう時があります。
自信がなくなって辛い時に追い打ちをかけるように、板挟みや𠮟責などがあると、余計に嫌になって精神的に参ってしまうということもありえます。
こればかりは場数をこなしたり、自ら勉強したりして、理解を深めていくしかありません。
長時間労働
最後は長時間労働です。
社内SEは楽といった声もありますが、社内SEでも長時間残業をしているところはかなりあります。
上司が厳しく細かいところまで徹底的にやらないと気が済まない部署だったり、次から次にプロジェクトが舞い込んできて手が回らなかったり。
単純に長時間労働がかさむと、肉体的にもしんどいですが、精神的にもくるところがあります。
特に障害が起こった時の、いつこの障害が収まるのか、見えない時は地獄のようです。
暫定対応、恒久対応、ユーザやお客さまへのお詫び、上司や経営層への報告など…
社内SEとして仕事をする以上、障害からは避けては通れず、長時間労働になってしまう月はやっぱり発生します。
そんな時に、精神的にしんどくなって、会社に来れなくなってしまう人もいます。
そうならないよう、今回紹介した内容を参考にして、対処はできるようにしておきましょう。
まとめ
今回は社内SEで精神的にきつい時にできる対処法を5つ紹介してきました。
資格を取る(基本情報技術者がおすすめ)
上司や同僚に相談する
友達や家族に相談する
休暇を取る
病院に行く
社内SEは精神的にきついと感じる時は結構あります。
板挟み状態になる
とにかく詰められる
理解ができないことに苦しむ
長時間労働
私はこれらの経験を情シスへ異動してから体験しました。
特に、板挟み状態や詰められること今でもしんどいと感じることはあります。
社内SEは技術的にしんどいと言うより、人間関係に苦しんで、精神的にしんどくなる時の方が多いです。
なので心のケアはしっかりとして、病んでしまう前に自分の状態を確かめるようにしましょう。
体を壊してしまっては、仕事も楽しくないし、人生も楽しめなくなってしまいます。
最後になりますが、とにかく自分のことを大切にすることを心がけてくださいね。
私が社内SEになった経緯も書いているので参考にしてみてください↓