こんな1on1は嫌だ
上司と部下が強制的におしゃべりする時間を作ってコミュニケーションをはかろうってやつね。これをあまり考えずに運用するとどんなことになったかという話。こんなSDGsは嫌だの第二段だ。
いきなり始まったね。面談だけど特に何を話すか決まっていないと。上司が指示をするということが無い会社なので余程の事がないと普段会話が無い。 せっかくの時間だから業務の事意外を話さないとなと思ったら結構なプレッシャーだ。
仕事の悩みや希望があれば言えばいいけど私順調ですという態度をとりたくてね。プライベートな事もあかしたくないしソツ無く終わらそうとしてた。それでどこで食べたラーメンが旨かったまずかったの話をひたすらしてた。
上司側にはマニュアルが有って部下の言うことを否定しないとかあるんだろう。さすがに3回目にもラーメンの話したら前に聞いたと言われた。そういえばパソコンでメモされてた。
他の社員はといえば子育ての愚痴であったり共通の話題が仕事しかないと割りきって業務の話をしていたらしい。
大事な業務の時間を割いて実施するので色々支障が出てきた。結構な頻度で設定されているので毎回管理職のスケジュールが1on1で埋まる。出て欲しい会議に偉い人揃って召集出来ない。仕事の邪魔しちゃってる。
あまり会話をしたく無いタイプの人は1on1で会話するのがおっくうで、上司と接触する唯一の機会ととらえてしまう。それで内容的にある程度の緊急性がある業務上の問題を1on1の時に話せばいいやと判断してしまった。
普段喋らない部下がこのタイミングで言うか?という爆弾を1on1でぶつけてくる。1on1で風通し良くなって報連相うまくいくかと思いきや逆効果。これが1人や2人じゃなかったから通達が出たね。業務の問題を1on1の日まで溜めるなと。指示系統無い会社だからそうなるんだわ。
こんなのを半年もやってるとただただ面倒、あれ?これもSDGsみたいに意識高い系のヤツが絵に描いた餅で普及させてんじゃね?となるわけだ。本当に意識が高い会社ならいいかもね。でも意識最底辺の組織でやると無理だらけ。
別に意識高くなる必要なんか無くて上司が部下に常日頃から声かけしてればいいだけの話、飲みの席がなくても喫煙所が無くても話は出来る。上司の仕事放棄しちゃってるよね。部下からの相談待ち上司。
その後の1on1、どうなったかと言うと上司が通達事項をたっぷり用意してきて確認したり質問したら持ち時間終わるようになりました。ある意味効率的。
新しい試みをことごとくはねのける会社は強い。