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ヨシ原と治水
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b11f67cef94fdef755c4552c4862f31f0c37048/images/000
ヨシ原を利用する野鳥
オオジュリン、ツリスガラ、スズメ、ホオジロ、アオジ、ウグイス、カシラダカ、セッカ、クイナ、ヒクイナ、ヨシゴイ、サンカノゴイ、ハイイロチュウヒ、チュウヒ、オオヨシキリ、セッカ、ツバメ、ショウドウツバメ、
それからカヤネズミ。
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鳥が来るということは、
ヨシ原には野鳥のエサになる昆虫などの生きものが住んでいるということです。
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ヨシ原の下の干潟には様々な貝のなかま。
アズキカワザンショウ、ヤベガワモチ、センベイアワモチ、ヒロクチカノコ、シマヘナタリ、クロヘナタリ、フトヘナタリ、オカミミガイ、キヌカツギハマシイノミなど。カニ類はシオマネキ、アリアケガニ、ハマガニ、アカテガニ、クロベンケイガニ、ハラグクレチゴガニなど。
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有明海にしかいない、
またはもうほとんど絶滅しかけている貝類や甲殻類が多くいます。
六角川のヨシ原は絶滅に瀕した貝類の重要な生息場所です。
六角川はヨシ原は様々な魚や甲殻類の子供たちが肉食の魚から逃れるための場所として、そして、大雨が降った日は流されないようにする避難場所として機能します。トビハゼはヨシ原の下の干潟が好きです。
六角川はこういったヨシ原が生えている入り江になった場所(江湖えご)と呼ばれている場所が多くあります。
有明海に注ぐ川の中でほぼ唯一まともな川は六角川だけです。
自然な流れを維持しコンクリートで固められた護岸が少ないです。
六角川の環境が変わることは、有明海に影響します。
ヨシ原は単に水の流れを妨げる邪魔な場所ではありません。
多くの貴重な生き物が暮らす場所であるとともに、
水質浄化機能も担っています。
それから、プールとかそんな波静かな素敵な場所を干拓地の畑のすぐ側に作って喜ぶのはカモ類です。
カモの麦の食害でとても困っている佐賀県ですが大丈夫でしょうか?
記事の一枚目の写真拡大したらわかりますが、
緑の麦畑にある黒いもの、これはカモよけ用のビニール旗です。
規模が違いますが諫早干拓は調整池というカモにとって最適な環境が作られてしまったため、周辺の畑で野菜が食害されています。
裁判にもなっています。
治水は大事です。人命も大事です。
でもこのやり方、いいんでしょうか。