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♯80 人手不足の解消方法とその発想方法

働く人がまったくもって集まらない。

自分が勤めている会社(飲食業界)では、人が集まらずに休みの返上、残業時間増と勤務形態がブラック化してしまっている。

現在どこの業種でも同じようなことが言われていて、その解決の糸口を色々と模索しています。

欲しい年代(20代後半から40代)の募集相場は、コロナ明けから増加傾向にあり、各社あの手この手で募集を掛けいて、なかなか熾烈です。

入社祝い金3万円!!
紹介者への報酬5万円!!!
まさにあの手この手。

逆に転職市場は絶好の買い手市場となり、転職するならもってこいの時期になりそうです。

自身もこの問題と真正面から向き合わざるをえない環境で、解決の糸口を見出しています。

人手不足の現状

社員の募集相場も、パートタイムの時給もコロナ明け以降でもの凄い上昇。
(あくまで体感、同業他社の求人内容比較)

別業態の報道内容からは、運送業界の2025年問題と称して、この人材不足に国をあげて取組む方針とのこと。

同様に医療や福祉業界もよく問題となり、国のテコ入れについての報道を目にします。

そのような背景もあってか、国も最低賃金を1500円を目指していくといことで、今後も高単価での獲得合戦はますます加熱していきそうです。

正直今のこの課金ゲーム状態にある中、資金力勝負ではどうにもならないため、各社色々な対策を試みます。

どうにもならない状況の中、少し活路が見出すことができた取組み内容について、触れていきます。
(長すぎる前フリ)

人材不足を解消していく手段

結論としては、55歳から70歳までの正社員募集。

この方法で社内では人手不足の解消が少し見えてきました。

発想としては何も珍しいことでもないが、結果として経験豊富な方に、多く応募いただけることとなります。

考えれば当然で、大体どこも60歳以上になると嘱託契約など、条件を下げて再雇用となることが多い。

下がる雇用条件とは相反して、生きていくための全てが値上げ状態となっています。

当然、年金では足りないことは百も承知で、良い条件であればきっと働いてもらえるはず!

そんな仮説から多少逆張り的ですが、55歳以上の正社員求人を中途採用者と同等の内容で出した所、多数の応募をいただくこととなります。

ただ、採用する方は経験者に絞りました。

それでも実際に採用した方は体力的にもほとんど衰えは感じず、非常に優秀な方が多いです。

もう60歳は高齢者ではない!!

今回、色々と思考を巡らせていく中で「高齢者雇用」という仮説はなんとなく上手くいきました。

その考え方のきっかけとなった本について少し紹介します。

「思考力の地図」 著者 細谷 功

思考力の重要性

細谷功さんは様々な本を出版されていて、どれも色々と気づきを与えてくれる本が多いです。

この本でも汎用性の高い捉え方が多く、自分には新たな取組みに繋がるきっかけとなりました。

細谷さん曰く、仕事で効果を出していくために重要になるものの中に、「知識力」「思考力」「対人感性力」のバランスが関わってくるとのこと。

この中での「知識力」はいわゆる、テストや資格といった数値化できる能力。

確かに大切なことに間違いはないものの「知識力」があっても「思考力」の足りない状態の場合、痛い人になってしまう。

う〜ん、確かに。
関わる人の中でも何人か頭に浮かぶ‥

そうならないためにどうしていくか、この本には書かれています。

ちなみに「対人感性力」はコミュニケーション能力のこととなります。
(コミュ力の重要性はまた別の機会)

思考力を深めていく具体的な方法

本の中にも書かれていますが、社会人としての価値ある取組みとして、そもそもの問題を考える重要性を説いています。

解決策よりも、解くべき課題を見つけていくための考え方として、以下の項目について考え方をアップデートを推奨しています。

▶︎知的好奇心
変化を恐れずに、新しいことにチャレンジする人。
自らアンテナを広げていかなと、柔軟性が失われてしまい、解決策だけを考えるようになる。
その解決策も過去のコピペから、ワンパターンな業務に走ってしまいがち。

▶︎具体と抽象の往復
具体的な事象ばかり気になってしまう人。
視野が狭く解決の糸口を狭めてしまう。
異なる事例を抽象化させて、共通点を見つたりする能力。
発想力の向上に繋がる。

▶︎仮説思考力
結論から先に考えていく力。
とにかくスピードを上げていく場合に、結論ファーストで根拠を調べていく方法。
完璧主義な人ほど、ミスを恐れて調べ物に十分な時間をかけすぎてしまう。

▶︎フレームワークの活用
物事を俯瞰して見る能力。
個人的な思い込みから視野が狭く、話しの中の抜け漏れが多くなる。
思いつきで動くこになり、周囲から浮いた存在になってしまう人。

▶︎why型思考力
考えを深めていく力。
物事の「なぜ?」を繰り返していくことで、思考の深い人になる。
通称「浅い人」は、言われたことをそのまま実行してしまう傾向にあり、体育会系に多く存在。
可愛がられることもあるが、指示待ち人間になってしまう可能性が高い。

もちろん自分なんかは、まだ何も出来ていないし試行錯誤の途中です。

ただ考えを変えていくだけで、行動や結果が変化していくことを実感しています。

最後までお読みいただきありがとうございます。
何かのきっかけになれば幸いです。

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