春、散りゆく桜を知り儚さを呪う
夏、暑さに顔を歪め額を隠して泣く
秋、濃くなった金木犀を眺め逃げる
冬、雪を踏み締め冷たさを歩む
四季折々、呪い、泣き、逃げ、歩む
春を好き、夏を嫌い、秋を巡って、冬に眠る
私は星が灯る夜空の下で云う
嗚呼あれは夢であったか?
私の青さだったのか…

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