夢をかなえる小さな習慣
ヨグマタ相川圭子
P24〜
『運命』とはいったい何でしょうか。
『運命だからしょうがない』
『これが定めなのか』といった言葉は、
なかばあきらめの気持ちになったとき、
口をついて出てきます。
自分ではどうすることもできない
『めぐり合わせ』そんなイメージがあるかもし
れません。この運命を左右しているのは、
カルマというものです。
仏教では『業』とよばれます。
『業が深い』という言葉を聞いた人もいるでし
ょう私たちは、前世でやり残したことや
果たせなかったことを満たすために、
またエネルギーの交換のために、何度も生まれ
変わります罪を償うために生まれてくる人もい
ます。これをヒマラヤ秘教あるいは仏教では、
『輪廻転生』といいます。あなたは、いま生き
ている『今生』だけの存在ではなく、
気の遠くなる様な年月を何度も生まれては死ぬ
ことを繰り返して来たのです。
『見えない存在』として、長い間あり、
さらにいろいろな生き物の体験をして来まし
た。人間になってからも計り知れない過去生を
経て来たのです。そうした今生までのあなたが
『したこと』『言ったこと』『思ったこと』の
すべてが、あなたの心と宇宙空間にすべて記憶
されます。それらの行為と、またその記憶の
ことをカルマといいます。このカルマがもとに
なって、次にそれに応じた結果が生み出される
のです。つまり結果が現れます。
行為や思った事がカルマの種として蒔かれる
と、それがいつか果実となって実を結んで自分
に返ってきます。そして今度は、現れた結果が
新たな原因となって、次の結果を生みます。
こうして私たちは永遠に『原因と結果の旅』
を続けます。これを『因縁の法則』
『カルマの法則』といいます。
さらに、カルマには同質のものを引き寄せる
特徴があります。たとえば、『いい行為をすれ
ば、いい事が起きる』ということです。
いい行為が原因となって、同じ質のいい結果が
現れるわけです。当然のように、『悪い行い
は、悪いことを運んでくる』ことになります。
理にかなった法則で、嘘がありません。
誠実に生きていけば誠実な結果をいただける、
神さまは、実に平等であるということです。
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