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心の聲

自分の心の声について

「聲の形」をこないだ読んだ影響で、漢字が変わってるだけです。
別に重い話ではないです。
ただ、良い経験談として、また憎悪関係の話になるのは勘弁してください。
別に愚痴の場にするつもりはありませんし。

心の声を聴いたことありますか?
たとえば何か選択肢を迫られたときに、考えたうえで、答えとして選んだ選択肢を口から声にして伝えると思います。
その時に、もう一つ答えが聞こえませんか?
考えず、己の経験と直感と知識によって予測される、重みのある答え。
口から答えを出すと同時に、頭の中にひびく声です。

私はあります。記憶に鮮明にあるのは2回。

はじめは、憎悪の始まりとなる、別れの時です。
別れ自体に憎しみはありません。お互い様ですしね。
主題をより効果的に書くために、詳しく書きますが、未練などないですよ(笑)

その人は、会ったときからとても気の合う女性でした。
出会った当時、彼女に相手がいたので、身を引きましたが、ずっと心の片隅に残ったままでした。それが、6年後に偶然の再会を果たしました。あの時は、居酒屋でバイトしていて、洗う皿を回収しているときに、ふいに見たカウンターで、その女性と目が合いました。本当に皿を落としそうになるくらいにびっくりした、良い経験でした(笑)
その人はよく笑う人でした。音楽も、同じロック・メタル好きで、映画の笑うところも泣くところも一緒でした。
困っている人がいたら助けたいところがある私が感動したことがあります。彼女とドライブしているときに困ってそうな人を見たとき、何も言っていないのに、彼女は車を止めて言いました。
「ほら、早く行ったら?助けるんやろ?」
と。これは本当に嬉しかったです。
とても居心地が良かったです。

そんな彼女と別れるときは、青天の霹靂どころではありませんでした。「お先真っ暗」という言葉を純粋に体験できました。
生きていく意味がない。生きてきて最大の絶望感でした。その時に、彼女に言ったか、親友に言ったセリフか、心の声と一緒に書きます。

口からの声「あの人(あなた)以上の女性には会えない。生きていく意味がない。時が解決することなんてない。」
心の声(たぶん、あの人以上の女性に会える。そして、俺は死なない。時が解決する)

これ、口から声に出たと同時に、頭の中で響いた声です。
正直、当たってます。結局その後、色恋と関係ないところで騙され、憎悪になったので時が解決はしませんでしたが、気の合う女性に会ってます。
ある受付の人でしたが、笑いのツボが合うのか、行くたびにただの会話で冗談言いあって、二人して爆笑して、涙がお互いに出ることもありました。
しかし、憎しみを持った状態では誰ともうまく出来ないので、なにも進めませんでした。

そして、憎悪の真っただ中の時。

口からの声「これは一生続く。時は解決できない。日が追うごとに激しく燃えるように憎い。」
心の声(たぶん一生続かない。たぶん時は解決しないし、憎しみは日に日に増すけれど、そんな自分が許せない。そんな自分を許せないとわかっているのに無視しようとする自分も許せないから、僕はいつか憎悪を消す)

というような声でした。
これも当たりました。

二つの経験、両方とも共通していることは、心の声を認めたくなかったことです。認めることは、負の感情を持っている自分を消す決意になるので、それはすごく悲しいことでしたから。

負の感情は別の生き物です。それを殺すようなことはしたくない。それが存在しないと、成長もなければ、他人の痛みを理解することもできない。できれば、共存したい。そのためには、すぐに認めることは正解ではない。

この心の声って、直感で思ったのですが、普段の思考習慣と、経験と、吸収した本によって大きく変わる。
思考習慣とは、色々な仮定の繰り返しの空想上の結果と、現実の過程と結果を照らし合わせです。
照らし合わせて、己の仮定の癖の修正、微調整を重ねていく。
そうすることで、心の声の精度が増す、と思いました。

ちなみに、この精度の向上に大きく貢献した本は、僕の場合は宮城谷昌光さんの小説です。肌に本当に合っているから、自分の理想の行動とその結果を先に想像できます。

さて、そんな心の声に従えば、

・結婚したいなら、あえて願望と希望を捨て、まず、成すべきことを成すべし。
・職を変えるのであれば、その勉強以外の全てを捨て、邁進すべし。狭き門。

ですね。
要は、全部捨てろってことです。難しいんですよ。
人間の生活は習慣の積み重ねなのは理解しました。なので、一、二週間我慢すればすぐに慣れることはわかっているのですが。。。
最上級の体育会系公務員のときは、全てを捨てて、日々の能力向上のみに邁進して、本当に自由でした。性欲からも解放され、惚れやすさがなくなったのは、本当に心地よかったです。
今でも、望んでますが、快適さを捨てるのは難しいですね。

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