INFPのタイプ4・タイプ6の違い
私の友達にはINFPの人が何人かいるのですが、その中でも性格があまり似ていない人がいるのですね。
それで「どうして同じINFPなのに価値観がこんなに違うのか?」を考えたら、エニアグラムが関係していることが分かりました。
私は4w5の△459、その友達は6w5の△469。
タイプ4もタイプ6もどちらもINFPに多い性格ですが、物事に対する考えが全く違うのです。
タイプ4とタイプ6をそれぞれMBTIで表すと、前者がxNxP、後者がxSxJに近い。
詳しくはどう違うのか説明していきます。
①ルールに対してどう思っているか
タイプ4「ルールなんて所詮人間の決めたもの。みんな無意識のうちに従っているけど、それは絶対的なものではないから変えようと思えば変えられる。ルールに従うということは、そのルールを作った人の価値観に従うことと同じだ。価値観の合わないルールには従いたくない(と本心は思っているけど怖いから一応従う)。みんな古い価値観に従いすぎだけどそれが本当に必要なものか考えて、理不尽なルールは変えていくべきだ。」
タイプ6「ルールと言うものは、全ての人間が心地よく暮らせるために生まれた名案だ。ルールを破れば、人間社会は混乱する。平和に暮らすためには皆がルールを守るべきだ。そしてそれは多くの賢い人達が社会が円滑に動くよう骨を折って考えた末に生まれたものだから大切にすべき。その上それで平和な社会は成り立っているのだから、個人のわがままなどで安易に変えるべきではない。」
②自分の意見が周りと違った場合
タイプ4「例え周りが違う意見でも自分は自分だ。賛成できないと思うものに賛成はしない。争い事は起こしたくないから黙っているけど、心の中では同調圧力に自分を支配されてたまるかと思っている。本当は自分は違うと主張したい。ただその勇気がないだけで……」
タイプ6「ここで自分が違う意見を出しても結局は無駄に終わるし、その意見を言ったことで反対派の多数に嫌な印象を与えてしまうかもしれない。それはとても恐ろしい。だから自分の意見は諦めて多数派に従う。時には妥協も必要なものだ。」
③やりたくない事に対して
タイプ4「どうしてそれを私に頼むの?私はやりたくないって言ってるのに押し付けないで。他の人に頼めば良いでしょ。どうしてもやらなければ取り返しのつかない損をするくらいなら我慢してやるけど、そこまでしてやらせる必要がある?あまり指示しないで。もっと自由にさせてよ。」
タイプ6「たとえ嫌だとしても頼まれたことだからやり通さねばならない。個人の身勝手な言い訳で他人に迷惑をかけてはいけない。でもそれを何度もやるのは精神的にきついからとりあえずやれる限りはやって、どうしても無理ならその旨を伝えてみよう。」
タイプ4は「人はみんな違うから合わせることは不可能だ」と考える個人主義な人、タイプ6は「意見の違う人同士でも妥協して協力すべきだ」と考える同調的な人です。
そのため、タイプ4のINFPはNPが強調されて「誰にも束縛されずに自由に生きたい!」という願望を持っていて、タイプ6のINFPはSJの要素も取り合わせているので「自分が平和に過ごせるために従うべき道を明確にしたい」という願望を持っているでしょう。
なのでタイプ6のINFPはタイプ4のINFPに対して「自己中すぎない?」と非難の気持ちを持つこともあり、逆にタイプ4のINFPはタイプ6のINFPに対して「どうしてそんなに自分を犠牲にするの?」と疑問を抱くこともあります。
そこから摩擦が生まれます。
あと、トライタイプの469(特に6優位の人)は人を思いやる気持ちが強いためよく良い意味での嘘をつきます。例えば、大丈夫じゃないのに「私は全然大丈夫だよ。」と言ったり。
それに対して459は人間不信ですが結局は他人の言うことを鵜呑みに信用してしまうタイプです。469が「大丈夫だよ」と言ったら、「本当に大丈夫なのかな?しんどそうだけど」とも思いますが「大丈夫って言ってるのなら助けるのも強引だしやめておこう」となるのです。
そうして469は誰にも助けてもらえず1人で苦しい思いをすることになるのです。
469が見えない所で苦しんでいると言われるのはこれが原因だと思います。
私自身459として469に伝えたいことは、「相手を思いやるために嘘をついて苦しむようなことはしないで。もっと素直に助けを求めて。そうしないと本当に助けて良いのか分からない。」です。
同じINFPでもタイプ4とタイプ6では全然考えている内容が違います。
もし私達のようにINFP同士だけどあまり価値観の合わない人同士なら参考にしてみて下さい。