株式会社丸繁製菓 食品製造業(愛知県碧南市)
株式会社丸繁製菓について
どんなお仕事をしている会社なの?
株式会社丸繫製菓は愛知県碧南市を拠点に各種アイスクリームコーン製造・お菓子(食べれるトレー)・菓子委託包装をしている会社なんだ。気になるのは食べれるトレーだよね?この後、詳しく説明するからぜひ記事を読んでほしい。
いつから始めたの?
株式会社丸繫製菓は創業が1983年(昭和58年)、40年以上包装やトレーの製造をしているんだ。2006年(平成18年)から食べれるトレーのえびせんトレーの製造を開始したんだって。
私たちの生活との関わり
身近にある食べれるトレー
食べれるトレーと聞くと、何それ?って思うよね。しかし、意識してないだけで案外食べたことある人がほとんどだと思うんだ。例えば、ソフトクリームのコーンとかアイスモナカのコーンとか。そう思うと身近な気がするでしょ。株式会社丸繁製菓では以前からアイスモナカの製造・販売しているんだけど、新たな食べれるトレーを開発したところが面白いんだ。このあと紹介するけど今では5つの味が販売されているだって。
食べれるトレーは「いいトレー」
みんなもお祭りや屋台でやきそばやたこ焼きなど買ったことあると思う。その時のトレーを思い出してみて。大半がなんらかのプラスチック製品でできているはずだ。当然、使用後は大量のごみになってしまう。そこで株式会社丸繫製菓ではこのゴミを減らす取り組みとして「e-tray de クリーン作戦」として食べれるトレーを開発することにしたんだ。
食べれるトレー⇒eat tray⇒e-tray=いいトレー
食べれるトレーの活用方法
祭りやイベントで困るのは大量のごみなんだよ。この問題を食べれるトレーは解決できる可能性があるんだ。e-trayはやきそばやたこ焼きなどはもちろん、驚くのはかき氷の器にもできちゃうんだって。かき氷をいれたら器が解けちゃうでしょ?って思ったんだけど1時間は大丈夫らしいから驚きだね。最後は一緒に食べてしまえばごみは減らすことができる。
高校の学校祭とかに使ってみるのもおすすめだよ。
丸繁製菓の新しいチャレンジ
食べれるトレーの新製品開発中
現在販売中の食べれるトレーは5種類。えびせんべい味、オニオン味、紫いも味、焼きもろこし味、プレーン味。どれも普通にお菓子として美味しそう味だね。今はお客様のご要望で「辛いトレー」を開発中なんだとか。
みんなはどんな味のトレーを食べてみたい?いろんなアイデアを出したら社長さんが実現してくれるかも。
トレー以外の新商品開発
食べれるトレーの次は食べれる箸!なんと箸の味がすごい。畳味なんだよ。実際、畳を食べたことないけど、香りは落ち着くような良い香りだよね。
こんなアイデアがたくさんある社長さんってどんな人だろう
社長さんに会ってきたよ
株式会社丸繫製菓の榊原社長は自分の会社の利益だけではなく、社会全体のことを考える人だったよ。食べれるトレーでゴミを減らす取り組みもそうだけど、みんなのような若い世代のことも考えて企業活動をしているんだ。会社として若い世代に何ができるのか真剣に考えてくれたのが印象的だった。
協業を大切にする
榊原社長はものづくりをする上で、自社のみでは完結できない事柄が多くあるため必ず協力会社や仲間と共存共栄できるように心がけているんだ。「利他の精神をもって経営していれば、必ず困難などにぶつかった場合でも協力者などの援助もあり乗り越えられる」と語ってくれました。まさにその通りだよね。
今後の目標
時代に求められる企業として「常に変化できる」企業姿勢を心がけている榊原社長に今後の目標を聞いてみたよ。
e-trayがアウトドアシーンや非日常での利用用途としての認知は高まってきたことで、今後は「非日常から日用品へ」をテーマにe-trayを日ごろの必需品としての商品価値を高めていきたいと教えてくてたよ。
取材者から学生生徒の皆さんへ
株式会社丸繫製菓の榊原社長を取材して、企業は決して自社のみでは成り立たないということを改めて気づかさせれました。取引先・消費者の関係は当然なのですが、地域のことや次の世代、環境のことまで考えて経営をする。社長がおっしゃるとおり「利他の精神」をもつことが長く企業経営を続けていける条件なんだと思います。
これは企業のみの話ではなく、私たち個人にもいえるのではないかと思います。読者の学生生徒の皆さんも、家族、友人、先生など身近な人間関係の中で自分が他者に何をしてあげられるのか考えてみてはいかがでしょうか。そこにお金では買えない本当の幸せを手にするヒントがあるのかもしれませんね。