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自分の人生は自分のもの【話すおむすびの本棚#9】


“話すおむすびの本棚”では私が最近読んだ本について好き勝手に紹介します。
何でもアリな読書日記のようなものです。


ど~もです、おむすびです。

今回紹介する本は、

『満月珈琲店の星詠み~秋の夜長と月夜のお茶会~』(望月麻衣)

です。

この本はマスターをはじめとする「満月珈琲店」の猫たちがスイーツやフード、ドリンクと共に、迷える人々を占星術で導いていくあたたかい作品。
~秋の夜長と月夜のお茶会~はシリーズ5作目となります。

全3章の物語から共通して感じたことは“自分の人生は自分のもの”ということです。

夫に出て行かれた母のために働き、結婚をあきらめた百花。
略奪結婚をした母の罪を背負う息子、総悟。
妹の彼氏を好きになってしまった果歩。
それぞれが相手を思いやるがゆえに苦しい思いをしてきました。
でもそれは、自分の思いに蓋をして自分を蔑ろにしているということ。
だから苦しくなって当然なんです。

店員のある1匹の猫はこう言っています。

「自分を説得して、自分の結論に納得することが大切です。そうして自分の人生に責任を持つんです」

満月珈琲店の星詠み~秋の夜長と月夜のお茶会~(望月麻衣)

“本当にしたいことは何なのか”を自分自身と話し合う
そうすることで自分の人生に納得できるのかなと思いました。
せっかくこの世に生まれてきたんだから、何にも縛られず好きなように生きていきたい。
生きたいように生きていいんだ!と思わせてくれました。

このシリーズには占星術の話がいっぱい出てきます。
性格や生き方、人生の課題などなど自分のことを深く知ることができます。
結果に心当たりがあるなと思うところが多く、やっぱり占星術って面白い!というのが私の感想です。
もっと学んでいけば世界が広がりそうですね。

「満月珈琲店」のメニューのイラストも、毎回うっとりするほど美しいのでそこも注目していただきたい!
ファンタジーな世界観がずっと見ていたくなるくらい大好きです。

どの巻からでも読めますが、1巻から読むとより楽しめると思います。
みなさんもぜひ「満月珈琲店」でほっと一息ついてみてくださいね。

ではまた~。