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やってみないとわからない【話すおむすびの本棚#4】


“話すおむすびの本棚”では私が最近読んだ本について好き勝手に紹介します。
何でもアリな読書日記のようなものです。


どもども。おむすびです。

今回紹介する本は、2024年本屋大賞の

『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈)

です。

知り合いの方に貸していただいてやっとこさ読めました。(ありがとう!)

主人公、成瀬あかりは一風変わった女の子。
勉強も運動も何でもこなし、どんなことにでも挑戦する
ある日突然「シャボン玉を極める」というと、数日後には天才シャボン玉少女としてテレビに出演。
けん玉大会では強制終了されるまでもしかめを続け、見事優勝。
将来の夢は「200歳まで生きる」。
とにかくやること考えることがぶっ飛んでいる。
そんな彼女の中学2年生から高校3年生までのさまざまな“挑戦”が描かれていく作品です。

周りに目もくれず、自分の道を気持ちいいくらいに真っ直ぐ突き進む成瀬がとにかく面白くてカッコいい!
何でも挑戦できる人、憧れます。

彼女はこんなことも言っています。

「やってみないとわからないこともあるからな」
成瀬はそれで構わないと思っている。たくさん種をまいて、ひとつでも花が咲けばいい。花が咲かなかったとしても、挑戦した経験はすべて肥やしになる。

成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈)

“約1ヵ月間毎日テレビに映る”だとか“M-1グランプリに出場する”だとか“丸坊主にして髪の伸びる早さを調べる”だとか、思わず「やってどうするんだ」と言いたくなるようなことに真剣に取り組む彼女。
もちろん目標に届かないことだってたくさんある。
でも、それは「やってみないとわからなかった」こと。
やったから結果がわかった。
たとえ思っていた結果と違ったとしても、そこに至るまでの過程は絶対に無駄にはならない。

先のことを不安に思ったり決めつけたりして動かない。
周りの目が気になって動かない。
だけど、突っ立って眺めているだけなんてもったいない!
「やってみないとわからない」んだから。
たくさんの挑戦はきっと自分の世界を広げ、毎日を輝かせてくれる
そんなメッセージを成瀬の背中を見て感じました。

みなさんもぜひ、全身全霊猪突猛進少女(?)成瀬の“挑戦”を見届けてくださいね。
続編の『成瀬は信じた道を行く』もいっしょに!

ではまた〜。