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#おむすびの本棚 『ナミヤ雑貨店の奇跡』

おむすびの本棚では私が読んだ本を紹介します。
お気に入りの本とあなたがむすばれますように。


どうも〜、おむすびです。



『ナミヤ雑貨店の奇跡』 (東野圭吾)

を紹介します。

世界累計1300万部を突破した長編小説です。


あらすじ

悪事を働いた3人の男は逃げ込んだ廃屋で夜を明かそうとする。
しかし突然、シャッターの郵便口から封筒が投函された。
こんなボロい家に、しかも真夜中に、なぜーー?

実はそこは、かつて悩み相談に乗ってくれることで知られていた“ナミヤ雑貨店”だった。
3人の元に届いた手紙にも悩みが綴られていたのだが、どうやら過去の人物からのもののようで......?
戸惑いながらも店主の代わりに返事を書く男たち。
次第に見えてくる児童養護施設丸光園”との関係。

ナミヤ雑貨店は時空を超えて人々を救い出していく。


感想

面白かったし、感動しました......!

ナミヤ雑貨店と丸光園、各登場人物たちの店や施設との関係、過去と未来の全てを含めて繋がっていて。
「そういうことだったのか‼︎」と驚きっぱなしでした。

やっぱりどんな出来事にもちゃんと意味がある、というかあとからついてきてくれるんですね。
今は無駄なものに感じられても、いずれ必要なものだったのだと感じるときが来るんだと思います。


むすびのひと言

「・・・多くの場合、相談者は答えを決めている。
相談するのは、それが正しいってことを確認したいからだ。・・・」

今作のキーワード、悩み

それは選択肢がたくさんあるから生まれてくるもの。

誰だって間違った選択はしたくないから、あれこれ考えて最善を尽くそうとします。
最終的に自分で結論を出したとしても、自信がない
そりゃあ未来のことはわからないもの。
選択が正しいという確証がないがために、前に進めない。
その“あと一歩”が欲しくて誰かに相談するのかもしれません。
太鼓判を押してもらえれば、自分が納得できるから。

もちろん意見を聞くことで自分とは違うものの見方をすることは大切です。
ただ、最後に決めるのは自分自身
選択の責任を他人に押し付けることは許されないと思います。
自分がこれでいいと思う選択をしていきたいです。


ここまで読んでくれてありがとう!

それでは。