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知ることから始まる【話すおむすびの本棚#18】

どうも。おむすびです。

今回紹介する本は、私にとっての読書の入り口となったシリーズ。

『マジック・ツリーハウス52 ガラパゴス島大噴火』(メアリー・ポープ・オズボーン作 番由美子訳)

です。

小学校の読書タイムではテキトーにそこら辺の本を眺めていた低学年の私。
でもこのシリーズに出会ってからは本に夢中になり、かぶりつくように読むようになりました。

このシリーズは、物知りな兄ジャックと動物が大好きな妹アニーが“マジックツリーハウス”に乗ってさまざまな時代、場所で冒険をする物語。
2人の住む町にある森に突如として現れるツリーハウスには魔法がかかっています。
中にあるたくさんの本のページを開いて指を差し、「ここへ行きたい!」と唱える。
すると、本当に本の中の世界へ行けてしまうのです!
恐竜の時代、南極、さらには月にまで......。
何ともファンタジーな世界観に引き込まれてしまいます。

今回の2人は現代のガラパゴス島へ冒険に出発します。
そこで“世界のカメの〈エキスパート〉”となり、火山からのガラパゴスゾウガメ救出作戦に挑みます。

作中で、ジャックはこんなことを言っています。

「なにかを『よく知る』ってことは、それを『好きになる』ってことなんじゃないかな。好きなものがあると、気もちがわくわくするだろう?だから、もっといろんなことを知りたくなるし、自分が知っていることを、ほかの人にもおしえてあげたくなっちゃんだよ」

マジック・ツリーハウス52 ガラパゴス島大噴火
(メアリー・ポープ・オズボーン作 番由美子訳) 

よく“知る”と面白いと感じ、もっと知りたくなる。
もっと知るともっと面白いと感じ、もっともっと知りたくなる。
その繰り返しがいつの間にか“好き”を芽生えさせる。
そして好きという“思い”は“行動”として現れます。
2人がガラパゴス島の生き物たちの危機を“知り”、守りたいという“思い”がうまれ、噴火している火山へ行くという“行動”になりました。
全ては“知る”ことから始まるのかもしれません。

世界は知らないことで溢れている。
どんなことにも興味を持って好きを増やし、いろんなことにチャレンジしてみたいなと思います。

心から命を救いたいと願うジャックとアニーの思いに感動しました。
気になった方は『マジック・ツリーハウスシリーズ』、ぜひ読んでみてください!
ガラパゴス島について“知る”のもいいかもしれませんね。

ではでは〜。