大事なのは今【話すおむすびの本棚#20】
“話すおむすびの本棚”では私が最近読んだ本について好き勝手に紹介します。
何でもアリな読書日記のようなものです。
どうも。おむすびです。
今回紹介する本はシリーズ第2弾のこの本!
『クスノキの女神』(東野圭吾)
です。
以前にも紹介した『クスノキの番人』(東野圭吾)の続編となる作品。
今回も強盗事件の濡れ衣を着せられて逮捕された息子の真意、忘れたくない味、思い出......。
クスノキの不思議な力、“血縁者の念を伝えたり受け取ったりできる力”によって物語が展開していきます。
読んでみて、心に響いた言葉がありました。
あの時ああすればよかったという過去への後悔、これからどうするべきなのだろうという未来への不安。
考えて、考えて、考えるけれど、答えなんて出るはずもなく......。
ふと、「何で生きているんだろう」と終わりのない暗闇にどこまでもどこまでも落ちていく感覚になることがあります。
でも、大事なのは“今”なんです。
過去のことは済んだこと。未来のことは起こっていないこと。
考える意味なんてないんです。
私は“生きる理由”って、幸せを感じるためなんだと思います。
だから全てに感謝して、今を幸せに生きることがいちばんだと感じました。
自分のことを改めて見直す機会を与えてくれた、いい本でした。
皆さんも前作『クスノキの番人』と一緒に読んでみてくださいね!
ではでは〜。