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#おむすびの本棚 『まほろ駅前番外地』

おむすびの本棚では私が読んだ本を紹介します。
お気に入りの本とあなたがむすばれますように。

どもー、おむすびです。



『まほろ駅前番外地』 (三浦しをん)

を紹介します。

『まほろ駅前』シリーズの第二弾です。
スピンアウトストーリーとなっています。


(第1弾はこちら↓)


(第3弾はこちら↓)


あらすじ

東京都南西部に位置するまほろ市
町の駅前で便利軒を営む多田行天
今日も2人の元には一筋縄ではいかない依頼が舞い込んでくる。
庭掃除、お見舞い、子守までなんでもござれ!

前作出てきたキャラクターたちの視点でも描かれる7編。


感想

脇役として出てきた登場人物の意外な一面を見られてよかったです。
相変わらずテンヤワンヤやっている多田・行天コンビの周りに広がる世界がより広く、鮮明に感じられました。

基本的には愉快で笑ってしまうけれど、どこか切なく影のある、奥深いシリーズだと思います。

第二弾ではあるのですが、第一弾を読んでいなくても理解できる内容になっています。
ただ、私は刊行順に読むことをオススメします。
登場人物の背景を知っているとさらに面白く感じられるはずです。


むすびのひと言

「・・・一生あの気持ちを知らずに過ごすひともいるだろうが、
私は知ってよかったと思ってるよ」

恥ずかしい経験も、悲しい経験も、しないよりはよかったはず。
知ることができたのは、自分が行動した証。
少しでも多く“やってよかった”と思えることを増やしていきたいと思いました。

やった後悔よりもやらなかった後悔の方が大きいといいますもんね。
内容がどうであれ、中身のある人生を送りたいです。


ここまで読んでくれてありがとう!

ではでは。