1/19 AIクローンて、――えっ?
バイトから帰ってきてコンビニで夜ご飯買って。
休日前夜を満喫したいために、先にシャワーを浴び片づけをし、満を持して飲みながら夕飯をつまんでいた。
すると安住さんのニュース番組で、とある企業で『AIクローン』を開発しサービスを展開している特集がちょうどやっていて、まるでSF映画を観ている心地で、はじめは半信半疑で番組を観ていた。
(自分の咀嚼音で聞き取りにくくはあったのだが)ざっくりまとめると、
クローンを作りたい対象の人間の音声や映像やメール文など、あらゆる発言をAIに学習させて、様々な要求や質問に対し本人の代わりにそのクローンが対応するという。
番組の中では、その会社のオーナーの発言内容などを学習させてオーナーが出席できない場合のリモート会議などにそのクローンに対応させているというものだった。
試しに番組側からオーナー本人とクローンそれぞれにいくつか同じ質問をしたところ、微妙な言い回しは異なれど、前置きの言葉選びからして発言の内容はほぼ一致する結果となった。
そしてその企業では誰でも依頼して映像音声文章などの情報提供をすれば、ものの30分でAIクローンを生成できるというサービスを、サブスクで展開しているそうだ。
すごい。
すごい超えて、なんか私怖いわ。ほんとにSFの世界な距離感を感じる。
30分て何。ちょっと気持ちよく昼寝してる間に、クローンができちゃうの。
もしくはパパっとシャワーを浴びて出てくるころには、私と同じ意見を放てるクローンができちゃってるの。
しかもおそらく、当の本人よりも過去の自分の考えや発言に忠実で、『二言は許さない』一貫した誠実な人物が出てくるの。すごくない? ホンモノにとっちゃ脅威だよね。「あ、やっぱり前言撤回で・・・」てできないんだものね(^^
ホンモノの本人の知らないところで、作られた別の自分が何か重要な発言を求められても対応できてしまうということ・・・。
AIに学ばせる内容を予めある程度人間側で制御しないと、どこかで間違えると犯罪に使われそうだなとか、アナログ寄りの人間からするとそっちの心配の方が先立ってしまう。そのあたりのセキュリティはまず万全にするんでしょうけど。悪いことする人たちって高い能力活かしていくらでもかいくぐってきますからね。
それともう一つ心配なのは、学習履歴から発言内容を組み立てていくということは、例えば打ち合わせなどでこちら側がどんなに頭を下げて訴えたとしても、そちらの感情には一切響かずにお飾りのような前置きをされ淡々と処理されるんだろうなという、寂しい心地。
そうなってくると、どちらかがAIクローンを使って打ち合わせし始めたら、相手側もモチベーション下がっちゃうよね、、、 血の通ってない対話。まあとっても効率的なんだけど。数十年後には当たり前になってたりして…
でもこの流れだと【AIが意思を持つ】ということも将来ありえなくはないですよね。学習内容にさらに応用力がつくように幾万のパターンを学習をさせたら、可能になるでしょう。そんなに遠くない未来な気がする。
ほんとに映画で観たように、AIロボットに使役されるようになるのか人間・・・!!
知能の方は確実にAIが人間をしのいでいくだろうから、私のような低知能人間はすぐに淘汰されるんだろうなー。
そしたらまだロボットがそこまで得意としていないだろう【細かくて繊細な身体的作業】の分野でやっていくしかない人間がたくさん出ると思うよ。不器用な私みたいなのは さてもうどうしようか(^^
『AIロボット VS 人間』な戦争も起こるかもしれない。
血も涙もないモノたちを相手に戦争を仕掛けるのか。
嫌だそんなの。国だ領地だ文化を理由に戦争している今の人間たちよりもさらに馬鹿馬鹿しい。
その前にせめて空飛ぶ車を運転してみたいし、
どこでもドアとタケコプターを使ってみたかったよわたしゃ。