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ルチアのMikotobaダイアリー💖
『静まりから生まれるもの』ヘンリ・ナウエンから受け取ったもの
昨日届いた本を早速開いてみた
『静まりから生まれるもの』OUT OF SOLITUDE
冒頭、こんな聖書の一説に心惹かれた
「朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた」 マルコによる福音書1:35
慌ただしい日常の中であっという間に1日が過ぎていってしまう
仕事や家事、コミュニティ、学び
どれも必要で喜びや楽しみもるけれど、いつの間にか息苦しいような周りから圧迫されるような違和感を覚えてくる
コネプラやNVCの学びの中でニーズ(大切な価値観)を探るとよく出てくるのが「スペース」のニーズ
1人でいる場所、自分自身と対話する時間、静寂な空間と時間が私にとってとても必要なのだと実感していた所だった
1人で静かに祈る時間、神様との対話、自分自身の内側との対話をイエスも大切にされていたこと
そこには
「人々の要求や必要に左右されることなく、御父の御心のみに従うイエスの内なる自由が培われたところとしての独り静まる時」
との理解と筆者の後書きに書かれていた
神の御心にのみ従ううちなる自由
私にはまだまだ遥か彼方の遠い道のりで口をぽかんと開けたくなりる感じがするけれど
ただなんとなく「独り静かに祈る」場所、ただそこだけが神聖な空間であるような、まるで早朝のピンと張り詰めた冷たい空気のような感覚を味わっていた
また、独りでいること=ソロチュードというニーズも私の中でイキイキしている
この本の題名でも『OUT OF SOLITUDE』と孤独・寂しさからくるロンリネスではなく静まる・独りになることを意味するソリチュードであることから
自立・自律しているイメージを感じながら私にとって必要としていた理由のようなものがしっくりくる感じがしていた
普段、周りからの評価や貢献、自分が職場で役に立てているか?
仲間や友達、家族に必要とされているかに無意識に囚われていた
相手の言葉の端々からそれを繊細にキャッチして反応しては悲観したり、拗ねたり、自分自身の心の闇との葛藤に翻弄されていたことに気付かされた
結果、自分がどうしたいのか?ではなく
相手にどう受け入れてもらえるか?どう評価してもらえるかを必死に考えていたことに
すなわち、自分を生きてこなかったこと
その結果、鬱になったり、高血圧になったり体に異変が出るまで気づかずに過ごしてきたこと
病気がそれを必死に伝えていたことを最近はなんとなく感覚では理解しながらいまいち釈然としなかったことが明瞭になった感じ、目の前の霧が晴れた感じがした
この本はキリスト教の信仰生活においての霊操について書かれている
ずっと漠然と探し求めていたことが、NVC、IFSなどの心の学びとキリスト教での霊操とが混じり合っていること
さらにこの本が私にとってとてもわかりやすく導いてくれている
短い本なのであっという間に読み終え、赤線で一杯になったこの本が
私の迷いや恐れからの解放の手助けをしてくれるかもしれない
これからは「独り静かな時間」をより大切に日常に取り入れていこう
ルチア