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ACIM#14.初めて365日ワークブックを終えた感想

 先週の日曜日で「奇跡のコース(A Course in Miracles)」の365日ワークを終了しました。折角なので、その感想をこちらに記したいと思います。

※『奇跡のコース(ACIM)』は1976年にアメリカで出版された書籍です。詳しくはこちらに記載していますので、ご関心のある方はご一読ください。


ワークを終了して感じたこと

 ワークをすべて終了すると、達成感や充実感に包まれるのだろうと思っていました。しかし、実際は何も感じませんでした。ただ、普段通りに過ごす一日です。

 それはおそらく「変化」というのはそれまでの日々のワークにあって、365日目にやって来るものではなかったからかもしれません。

 また、ワークを終了したからといって、奇跡のコース(ACIM)が終了するわけでもありません。すべてをやり終えたからこそ、ここから始まるという気がしています。実際に、翌日(今日)から再びレッスン1を実践しています。

 そう、まだ道のりの途中なのです。

 そして、これからも新しい発見や経験があるのかと思うと、わくわくしてしまいます。

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やはり解説が必要だと思う

 1年やってみて思うのは、奇跡のコース(ACIM)とそのワークが意図することを理解するのは、あまりにも難解だということです。

 奇跡のコース(ACIM)ではキリスト教用語を多用しており、馴染みのない概念がしばしば登場します。また、365日のワークは「今までのものの見方をやめて真の認識を手に入れること」が目的ですが、自分が築き上げてきた真実だと思い込んでいる世界思考システムを変えていくのは、なかなかの作業だと思うのです。

◆プログラム

 ということで、ワークを実践するにあたりサポートがあると良いと思います。というか、その方が、単純に楽です。

 私が個人的に役立ったと感じたのが 40‐Day Program と Non-Dural Translation です。両方とも英語による無料プログラムです。

 40‐Day Program は Lisa Natoli さんのプログラムで年に2~3回実施しています。奇跡のコース(ACIM)の軸となるテーマを扱っているので、ワークの趣旨を理解するのに役立ちますし、世界中から多くの参加者が集まるためモチベーションにもつながります。

  非二元論をもとに各レッスンの解説をしているのが Bill Free さんの ACIM Workbook Lessons in a Non-Dual Translation です。

 例えば、ワークで出てくる「God(神)」は自分のことで、言い換えると「pure presence(純粋な存在)」であることや、「He(彼、神)」という表現は「It(=彼でも彼女でもない、またはその両方であるということ)」で言い換えてみることを教えてくれました。

 ただし、ひとつだけ注意が必要で、Bill の声があまりにも心地いいため、夜や疲れているときに聞くと眠気に襲われて、ワークどころではなくなってしまいます。

 まあ、それを逆手にとって、寝るために聴くという手もありますがーー。

◆書籍

 『ニューアース』は奇跡のコース(ACIM)にも通ずる内容で、特にワークで欠かせない「自分観察」に役立ったと思います。

 『悟りを生きる:非二元へのシンプルなガイド』は2、3度読みました。奇跡のコース(ACIM)の難解な言葉を分かりやすく解説しているのが本書だと思います。

 やはり、非二元論の視点から読み解くことが、奇跡のコース(ACIM)を理解するポイントのようです。

 

それでも感じた大きな変化

 ワークを始めたときは、最後まで続けられるとは思っていませんでした。そのため、すべてのワークを終了したことが、一番の驚きでした。

 それまでの私は、「継続」がかなり苦手だと思っていました。

 しかしワークを実践して分かったことは、私は継続が苦手なのではなく、無意識に「きちんと、一つひとつを理解しながら、正しい方法でやることが大事」と思い込んでいて、この思考が継続を邪魔していたのです。

 奇跡のコース(ACIM)ではこういいます。

コースが語ることを信じる必要もなければ、受け入れることも、歓迎することも必要ありません。

 理解しながら進めなくても、毎日1テーマずつ実践していくことで、突然腑に落ちる瞬間がやって来るのです。

 だからこそ「ちゃんとできているのか」「この理解は正しいのか」ということは気にせず、また、気になったとしても、そんな自分を評価したり判断したりすることは少なくなりました。

 これは自分にとっての大きな変化です。

 実際、奇跡のコース(ACIM)に関わらず、普段から評価・判断して世界を見ることが減ったように思います。いえ、そのために思考を使わなくなったと言った方が、より近いのかもしれません。

 おかげでストレスが減ったのか、以前にも増して心が楽になりました。

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最後のレッスン

 最後の5日間のレッスンはこれでした。

Lessons 361 to 365:
This holy instant would I give to You. Be You in charge. For I would follow You, certain that Your direction gives me peace.


レッスン361‐365:
この聖なる瞬間をあなたに捧げます。あなたに任せるのです。というのも、あなたの導きが私に平安を与えることを確信しているため、あなたについて行くのです。

 大文字で始まる You は神、宇宙、天などの偉大なる存在を意味しますが、それはつまり「神(宇宙)と一体化したあなた」であり、「pure presence(純粋な存在)としてのあなた」なのです。


 もう、何もする必要は、ありません。

 あなたは、あなた(You)に、ついて行くだけで、いいのです。


◆◆◆


 まだ理解できていないことや実感できていないことが多いですが、だからこそ、その分これからが楽しみです。

 さぁ、2周目のワーク、れっつらご~🤗

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