韓国水安堡旅行#07.最後は石焼ビビンバ
3,4回シリーズの予定が、気づけば第7回まで来てしまいました。韓国の水安堡(수안보)旅行、最終記事です。
2泊3日の最後を飾るのは、石焼ビビンバ(돌솥비빔밥)です。
山菜ビビンバ(산채비빔밥)vs 石焼ビビンバ(돌솥비빔밥)
ソウル行きのバスはお昼過ぎだったため、チェックアウト後はゆっくりと街を散策し、食堂に入りました。
メニューを一通り確認して選んだのは、山菜ビビンバ(산채비빔밥)。しかしお店のアジュンマからは「寒いから石焼にしなさい」と言われました。
わたしは山菜が食べたくて選んだのですが、石焼ビビンバも材料は同じだということだったので、アジュンマの言葉に従うことにしました。こういう場合、往々にしてアジュンマの言うことを聞いた方が間違いがありません。
また、別でテンジャンチゲ(된장찌개)も注文しました。
付け合わせ(반찬)
左下から(おそらく)かんぴょうに使われるユウガオのような瓜系の野菜を使った和え物、キムチ、山菜の和え物、大根の和え物で、左上にあるのはビビンバ用のコチュジャン(고추장)です。
今回の水安堡でお邪魔したお店はどれも、野菜中心の付け合わせが多かったのがうれしかったです。とくにソウルではあまり見かけない食材に出逢えたのも、地方旅行の醍醐味です。
テンジャンチゲ(된장찌개)
ぐつぐつ、ぐつぐつ。韓国味噌を使った、野菜たっぷり、豆腐たっぷりのテンジャンチゲの登場です。
出汁は貝類で取っているようで、甘めの味噌を使っていました。深みがあってさっぱりとした、毎日食べても飽きなさそうなテンジャンチゲです。
ビビンバ(비빕밥)
パチパチと魅力的な音を立てながら、石焼ビビンバが運ばれて来ました。
熱々に焼かれた釜の中にはご飯とたっぷりの山菜が入っていて、その上には目玉焼きと海苔が乗っています。ごま油のこうばしい香りも忘れてはいけません。ここにコチュジャンを入れてスプーンでかき混ぜると、ちょうどいい具合に焼かれたおこげが出てきます。とくに美味しい部分ですね。
コチュジャンが甘めだったこともあり、刺激のあるキムチや大根の和え物とよく合いました。ビビンバを食べ、そこにすべてを調和させるテンジャンチゲを一口。素晴らしい組み合わせです。
ちなみに、ビビンバにも少しだけテンジャンチゲを入れるのがおすすめです。出汁の入った味噌汁が加わることで深みが増し、さらに美味しくなります。
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気づけば1か月にも渡ってお届けした水安堡旅行は、今回で終了です。
ソウルからアクセスしやすく、ご飯も美味しい温泉街。ゆっくりと過ごしたいときには悪くない旅行先です。ソウルや釜山以外にも足を延ばしたいと思われる方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。