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#162 右足首のケガをして思うこと

5月25日に右足首の捻挫を
してしまったのですが、
そこから1ヶ月半経過したのですが、
今までの人生の中で
ここまでひどくケガをしてしまった
のは初めてでした。

施術家、メディカルトレーナーとして
多くの患者様やお客様と
出会ってまいりましたが
改めてケガの辛さ、
歯がゆさを実感しました。

右足首のケガ状況
・骨折なし(レントゲンにより)
・前距腓靭帯損傷(外側)
・踵腓靭帯損傷(外側)
・後距腓靭帯損傷(外側)
・前脛腓靭帯損傷(前面)
・三角靭帯損傷(内側)

損傷の程度はⅡ度損傷でした。

前脛腓靭帯、三角靭帯を痛めてしまうと
かなりの確率で歩行制限が
起きてしまいます。

私も受傷直後は、
歩けなくはなかったのですが
荷重をかけると激痛が走り、
自分自身の見立てでも
もしかしたら骨折か?と思うほどでした。

プロサッカー選手でも復帰までには
1ヶ月半~2ヶ月を
要していることが多い印象です。

今回、右足首の捻挫をして思うことは、
患部の痛み、腫脹、歩行時痛などを
軽減させるための
施術、治療はもちろん大事になります。

これらと同じぐらい、私の感覚としましては
それ以上に大事だと思ったことは、
身体の前後左右バランスや関節可動域、
動作時の左右の同期性の獲得をおざなりに
してはいけないことでした。

人体は、テンセグリティ構造を持つと
言われております。

テンセグリティ構造とは
圧縮力(押される力)と
張力(引っ張る力)の相反する
力のつり合いによって、
構造が安定する構造システムの
ことをいいます。

テンセグリティ構造に関しましては
こちらの投稿も参照していただけると
幸いです。

人体が身体を安定して立ったり
動いたりすることができますのは
筋膜に包まれた筋肉や腱、靭帯などの組織と骨が絶妙なバランスで成り立っている
からであります。

ですので、筋肉、腱、靭帯、骨、関節などを何らかの形でケガなどをしてしまいますと、絶妙なバランスで成り立っている
身体に動きのイレギュラーや不一致が
起きてしまいます。

私もケガした右足首がある右側と
ケガをしていない左側との
踏み込みや歩行などの感覚の不一致を
ニュートラルにするために
リハビリを行っています。

ケガして改めて気が付くことも
多かったですが、
願わくばケガなどに悩まないような身体を
手に入れてきたいと思います。