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私の"M-1"は終わった

本日18時半からABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット「M-1グランプリ2024」が放送される。

毎年楽しみにしているし、今回はオードリー若林が審査員をするということも私にとって大きい。


ただ、今回はこの"M-1"についての話ではない。私にとってのM-1の話である。(タイトルが詐欺のようだが笑)

ボランティア・スピリット・アワードとは

毎年年末になると私にとってはこちらのイベントをより鮮明に思い出す。
それはボランティア・スピリット・アワード(以下SOC)である。

某保険会社のグループ(URLで見たら分かるのだが、ここではこのように表現する)が主催する社会貢献活動の一つである。

ボランティア・スピリット・アワードは、1995年に開始した国際的な青少年のボランティア支援プログラムで、日本では1997年にスタートしました。
社会課題に気づき、それを自身の課題と捉え、挑戦と克服を繰り返しながら成長する中学生・高校生に、賞を通して称賛と感謝を贈るとともに、情報交換、交流、活動発表の場を提供します。
過去25年間で、約48,000通、総勢約416,000人もの中学生・高校生の応募がありました。

ボランティア・スピリット・アワード 公式HP

私も過去の受賞者

私は高校3年生の時にこの活動のことを知った。当時中学1年生の頃からずっとボランティア(地元の子ども会のスタッフなど)をしていた私にとって、これは一種M-1のような位置付けとなった。中高生が対象となると高校3年生はラストイヤーとなる笑
今年のM-1でいう"トム・ブラウン""ダイタク"である。

自身のこれまでの活動やそれによって周りや社会がどう変わったかを文章にして応募をした。結果としては、私は全国で10名が選ばれる全国賞という賞を受賞した。"米国ボランティア親善大使"というアメリカに行って全米表彰式に参加することができる人が2名選ばれる。それでいうと、M-1でいうところの私は準優勝だ笑

ちなみに表彰式は主催の保険会社社員がボランティアスタッフとして関わり、運営するのである。

受賞しての想い

基本的に"ボランティア"は誰かに褒められるために行うものではない。ただ、当時の私にとって「中高の6年間この過ごし方で良かったのか?」と漠然とした疑問があった。その疑問や悩みを解消してくれたのは、SOCであった。
「君の学生での過ごし方は人と少し違っただけで間違ってなんかいないよ」と言ってもらえたような気がした。

その後の関わり方と転機

その後、大学生になった私はSOCにOBOGスタッフとして関わったり、審査員をしたりして関わってきた。M-1でいったら、ファイナリストが審査員になるような感じだ。

SOCの出会いは、私の転職にも大きな影響を及ぼした。社会人になって3年目の秋。当時の表彰式スタッフの社員に声をかけられ、その保険会社に転職することとなる。そして、今は会社は退職したが、変わらず保険業界に身を置いている。そう考えると、あの応募をしなければ今の自分はいないのだろう。
人生なんてわからないものだ。

第28回でその幕を閉じる

第9回(2005年)に全国賞を受賞した私も当時18歳だったが、現在37歳。19年も経っている。

自分がM-1で準優勝した当時のことを知っている人がどれぐらいいるんだろう(意訳)という話を12/21放送のオードリーのオールナイトニッポンでも話していた。

私が「第9回の受賞者なんだ」って第28回の受賞者の子(中高生)に伝えたところで、もうお爺ちゃんみたいな感じなんだろうなぁ…と自虐的になる。


今年で残念ながらこのSOCは28年の歴史に幕を閉じる。最後ということもあり、ご無沙汰になっていたが、表彰式に出席した。

参加して感じたことは、自身が受賞者よりもその親御さんに感情移入していることであった。
自分の息子も来年小学6年生。受賞者の子たちとそんなに年齢が離れていないからだろう。
(昔、子どももこの受賞したら2世タレントみたいで面白いなぁなんて思ったりした)

19年という年月は視点を大きく変えるのである。

またM-1のように5年後ぐらいに再開しないだろうかと淡い願いを持ちつつ、自身に大きなインパクトを与えたイベントの終わりに感謝する。


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