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パリ5泊1人旅アートきろく ルーブル、オルセー、マルモッタン、蚤の市、アンティーク
こんにちは
1月に行ったパリ一人旅のアート編です。
5泊6日で、あまり予定は立てずゆっくりのんびり行きたいところに行きました。
初日。
セーヌ川を初めて見た時、有名な数々の画家やアーティストがこの川を見て夢を見ていたんだなと少し感慨深い気持ちになりました。
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昔の画家ってパリに行ったりイタリアに行ったりかなり移動が多い人がいますが、この天候のせいだろうなと思います。
ルーブル美術館
ルーブル美術館とオルセー美術館は1週間ほど前に予約しました。
ガイドも予約しました。噂に聞いていたニンテンドーDSです。
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ざっくりとDSが案内してくれるのでそれについていきました。(音楽も流れるし、世界に入り込めるしつけたほうがいいです)
私がルーブルで一番鳥肌がたったのがサモトラケのニケ像です。
彫刻に興味は無かったのに現れた瞬間「うつくしい・・・」と思いました。
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顔は無いのにこれだけ躍動感があってダイナミックでかっこよくて、やらしくなくて・・・
初めて彫刻で見惚れました。
ニケ像は勝利を司る女神らしく、Nike(ナイキ)はニケから名前をとってつくられた会社名だとか。
理想の上司の姿だな、、と想像しました。
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ホステルで泊まっていたみんなが口をそろえてナポレオン一世の戴冠と皇妃ジョセフィーヌの戴冠が本当に素敵だったと言っていたので、そんなに?と思いながら向かいました。
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まいった。
これは素敵。。ルーブルで2番目に大きい絵だからか圧巻で、絵には191人が描かれていて、そのうち100人は忠実に描かれているらしい。自分は印象派が好きだと思っていたけど、勘違いだった。美しすぎる。。。思わず笑みがこぼれる美しさだった。
絵だからどれくらいでも盛ることができると思うけど、その辺はどれくらい忠実なんだろうか。(笑)
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もう、ルーブルは隅から隅まで圧巻でした。世界一。
特に広間の彫刻が飾ってある場所。
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今にも動き出しそうな彫刻たちがところ狭しと並んでいる
どれも詳しくは知らないけど、息が止まるほど美しい繊細なつくり。
フランスはこんな彫刻が国を守ってくれているんだから、そりゃ母国愛強くなるよな、と理解した。
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人は多いけど脳がルーブルのアート作品に没入していたので、楽しすぎて仕方ありませんでした。
世界中の人が好きな理由が分かる。昔の人もみんなルーブルに魅了されて画家になろうと思ったんだよな~~
ノートルダム大聖堂
年末にやっと修復されたノートルダム大聖堂。
ノートルダムのせむし男という映画を見て、(原作の本はむずかしくて諦めた)ここはパリ市民をずっと昔から見届けてきたアイデンティティのような場所なので、絶対に行ってみたかった。
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中に入った。
私は教会に来たらいつも、家族がもし死んだらこんな場所が天国だったらいいなと想像します。
キリスト教じゃないですけどね
オルセー美術館
ずっとずっと見たかった作品があったので、オルセー美術館は一番楽しみにしていました。
それがこれです。エドガー・ドガの14歳の踊り子の彫刻。
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原田マハさんの本の中に出てくる作品の一つで、ドガの性格がひと際目立ち、マハさんの作品の持つ引力に心がザワザワとさせられ、気持ち悪さと好奇心が涌き出てくるようなストーリーでした。
それを生で観られるなんて・・・
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思ったより小さい
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他にもドガの彫刻作品。
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本を読んでいたからか、余計にこの作品に愛着が涌いて心がわくわくしました。
でも、、、第2の本命、ドガの踊り子シリーズの絵画が。。。
無かったのです。
舞台のバレリーナのあの絵画や、稽古場の絵画、、
なかなか広いオルセー美術館を2周したのに。なかったのです。がーーん
多分今、修復中なのだと思いますが、悔しくて悔しくて仕方なかったです・・・。ショップでポスターを購入して、とりあえず気を持ち直しました。。
次に見たかったポールシニャックの作品
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我が町エッセンにあるフォルクヴァンク美術館で一目ぼれしたポールシニャックの作品をオルセーでも拝むことができました。
シニャックの作品は悲しみを帯びない明るい気持ちになれる作品が多いので、見るだけで幸せな気分になります。
あとはシニャックが手本にしたジョルズスーラのサーカス。
生で見るとより点描画の細かさと柔らかさが伝わってきました。
動きがあるのに過激じゃなくて落ち着いているのが不思議。
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この日はゴッホの星降る夜の作品がなんとロンドンのナショナルギャラリーに貸出中だった。
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オルセーは印象派の階だけが人が多くて、他はゆっくり見られました。
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好きな作品はじっくり見て、人が多いところはさくっと見ました
オランジュリー美術館
モネの睡蓮が見られるので行ってみました。
写真を撮ったりポーズを撮っている人が多すぎたのであまり楽しめず、もう少しちゃんとじっくり見たかったなぁという気持ちが残りました。。
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美術は頭に焼き付けて、またこのミューズや風景に会いに来たいと思い続けて、会いに行くものなのかもしれないな、、
フランダースの犬のネロももしスマホで絵が見られていたらわざわざ教会まで行ってルーベンスの絵を見たいと思わなかっただろうし、、
とか言って思わず写真に残したいと思うほどの素晴らしい風景や絵画がありすぎるのがパリである・・・。
エッフェル塔
実はパリでもランニングシューズと服を持っていって、朝はランニングをしていました。やっぱり旅行中に走ると体調が整う気がします。
早朝にエッフェル塔を見に行ったけど、点灯しておらず夜にも見に行きました。
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パリに1人で来たんだ、という事実だけでも泣けます。よく頑張ったな。
(もっと早くパリに来れば良かったと思ったけど2年間ドイツで生活したらかこそこの風景が美しく感じるだけかもしれないと思いなおした。)
蚤の市
ホステルからほど近いところに蚤の市があったので行ってきました。
セコンビアン(いくらですか)?、ボンジュール(こんにちは)、メルシー(ありがとう)だけ心で何回も唱えて行きました。
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素敵なアンティークの陶器があればいいなと思っていたけど、状態が微妙だなぁと思ってスルーしてしまいました。
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ここではポストカードのセットを購入しました。
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昔のポストカードが一冊のノートのようになっていて、1枚も切り離されずに未使用のもの。紙ってなんかわくわくしますよね。
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ホステルに帰って同部屋の方に見てもらったら、
良いもの見つけたね~すごくいいね!!と言ってもらえたので嬉しかった。
アンティークショップめぐり
事前に調査していたアンティークショップを2店舗行きました。
たしかマレ地区だったような。。。
蚤の市は値段交渉が面倒だし、ブランドも相場も分からないのですごく疲れるので値段が付いているお店が好きです。
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ここではアンティークのお皿を購入。
下は形が気に入って買いました。上は柄がかわいい。
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マルモッタン美術館
パリを良く知るホステルの方からマルモッタン美術館をおすすめしていただいたので行ってみました。
聞いてみると、ミュージアムパスというパスの対象外の美術館なので比較的落ち着いて見られるそうです。
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モネの大きく大胆な作品からいつもパワーをもらう気がするけど、ここはなんだか海の底にいるようで息苦しくなった。(地下だったからかも?)
疲れているのか、あまり無理はせず椅子に座ってぼーっとした。
それもそれでモネの心の中に入り込めた気もしてよかったです。
ちなみにここで一番有名なモネの印象 日の出も貸出中でした。(笑)
これを見に来たわけじゃないけど、無かったら無かったでショックですね。。
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フランスという国はワインもチーズも絵画もアンティークも、熟したものが好きな国らしいです。ついでに女性も。
最初は認められなくても長い時間手をかけて修復して、繰り返し色んな人に愛されて、それを守り抜く文化ってすごくかっこいいなと思いました。
流行っているものや一過性の情報に流されず、今あるものを守り抜くことが一番かっこいい生き方ですね。私も大事にしたい。
今持っているものや周りの人間全員を大事にしたい。
次に住む家はなるべくアンティークのものや味のあるものを購入して、長~く修復しながら使いたいな。
40代、50代になって熟したかっこいい女性になったらまたパリに行きたい。そう思える街でした。
お土産
ルーブル美術館
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いつか生で見られますように。
ボンマルシェ
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母がキーホルダーがほしいと言っていたので(意外とむずかしい注文)
ボンマルシェのエスカレーターモチーフのキーホルダーを購入。
私もどれかもらうとして、4つも買ってしまいました。
ちなみに誰も買っている人はいませんでした(笑)
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これで本帰国までの旅行が終了しました。
観光客としてのパリ滞在はものすごく楽しかったです。
住んだら全然違うのだろうけど。。。
ではでは