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ふとんがふっとんだ、そして街のヒーローがやってきた
これは、
ふとんがふっとんで、街のヒーローたちが我が家に大集結した
という話しです。ぜひ温かいお布団にくるまりながら読んでみてください🥱笑
これは、ふとんの物語だ
まずは、僕のふとんのスペックを紹介しておきます。📝
メーカー:無印良品
サイズ: S (150 × 210cm)
特徴: 均一な温かさを保ちます
仕様: ダウン85% フェザー:15%
就職を機に買った無印良品のベッドとともに、
社会の荒波にもまれて疲弊した僕を癒してくれる大切なお布団でした。
この子がこの物語の主役です。
はじまりの朝
「明日は秋晴れの1日になるでしょう」と天気予報で言っていただけあって、その日は良いお天気☀️
マンションの5階から見る空は抜けるように青く、空気は澄んでいて、まさに布団を干すのには最高のコンディション!!
僕は意気揚々とベランダに向かい、塀からはみ出るような形で布団を干しました。Can★Doで購入した、カラフルな布団ばさみを2つ留めて。
干した後は録画していた映画を見て、近所のスーパーで買ったカツ丼を食べて、休日を満喫していました。
さて、コーヒーでも淹れようかと立ち上がったときに、ある異変に気付きました。
ふ、ふとんがない……
ふとんをめぐる冒険
最寄りのスーパーに出かけて、いざ帰ろうと駐輪場に行ったら自転車がなかった、そんなときはまず、こう思いませんか?🚲
あれ、今日歩いてきたんやっけ
ベランダに布団がないと気づいたとき、僕が最初に考えたことはまさにこれでした。
あれ、ふとん干してなかったんやっけ
午前中に意気揚々と干していたことをすぐに思い出し、慌ててベランダへ出ます。
5階のベランダから顔を出すと、眼科にこの風景が現れました。
えええええーーー!!!!!!!
どこでなにしてるん!そこ誰の家!?
なんと布団は、風で飛ばされて隣のおうちの屋根の上に。僕の部屋は5階、隣のお家は2階建て。
手を伸ばして取れるような距離ではありません。
こうしてふとんをめぐる冒険がはじまりました。
街のヒーロー大集結
届かない距離にいってしまった布団を前に、
僕の頭には3つの選択肢が浮かびました。
①風で飛ばされて落ちてくるのを待つ
②隣の建物伝いに屋根に登って回収する
③回収せず諦める
まず①の可能性を考え、しばらく布団を眺めていました。時折り風は吹くものの、布団は一向に動きそうにありません。
次に②です。
隣の青い屋根の建物伝いに登れないかと見に行くものの、梯子なしでは登れそうにない高さ。🪜
ましてや勝手に屋根に登ったとなると、不法侵入になってしまいます💦💦
布団だけでなく名誉まで失うわけにはいきません……
残るは③です。
しかし今は秋口、これから寒くなるというのに、あの子なしではやっていけません。なにより、疲れた僕を癒してくれたあの子を、野ざらしのまま放置するなんて出来ない…!
とはいえどうすれば良いのか、誰に相談すれば良いのか、一向に答えは出ません。
悩みに悩んだ結果、僕は警察に電話をすることにしました。
👮♀️「警察です、どうされましたか」
👤「あ、あの、ふ、ふとんがふっとんで、、」
👮♀️「はぁ……」
👤「どこに相談したら良いかわからず、、」
👮♀️「詳しくは署でお聞かせいただけますか?」
署まで赴き、事情を説明し、おまわりさんと一緒に現場を確認します。が、やはり屋根に登らざるを得ないという結論に至り、消防へ連絡。
消防車が到着したことで、近所は何かあったのかと大騒ぎ。野次馬に囲まれながら、もちろんお隣さんにも許可をいただき、無事に僕の布団は助け出されたのです。
冒険の末に
屋根から助け出された布団を抱きながら、
警察、消防、お隣さん、近所の方に平謝り🙇♂️
集まった子どもは無邪気に
「なんで布団とんだのー?」と聞いてきます。
ねぇぼく、それは誰よりもお兄ちゃんが知りたいと思ってるよ。
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