満月の夜くらいは
今夜は満月らしい。ヨガの先生が教えてくれた。
オンラインなので受講生が住んでいる地域によってはきれいに見えたらしい。私の部屋のベランダからはおぼろ月夜だ。
笑って生きていたいよね。
好きな人と過ごしたいよね。
母に連れて行ってもらった遠方の病院の駐車場を歩いているとき
とっくに私より小さくなってしまった背中を見て
「この子とは旅行に行かないでおこうと思った」(しかも何度も)というセリフを思い出した。
家族だからって好きでもない人と一緒に過ごす義理はないのに母は責任感が強いから
認知症の義母のことも双極性障害の娘のことも
全部自分が解決してあげなきゃいけないと思うみたいだ。
そんな荷物でいたくない。
でも自分ひとりでできることは限られていて
例えば薬の影響で眠くなってしまうから長距離運転は難しい。
どうすればいいんだろう。ひとりでおりたいな。
満月から月は薄くなっていくわけだから何かを手放すのが良いと聞いたことがある。
ダイエットとか禁煙とかスタートにするのに持ってつけってこと。
ひとの意識から、特に家族の意識から、私の存在を薄くしていきたい。
今は休んでいるけど働き出したら外のひととつながるわけだから
自分がこんなことを考えていることも薄まっていくはずだ。
いそがしさに押し流してしまおう。流してもらおう。
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