【インタビュー】廃校活用の新事業スタートへ「日日nova」事業について~
こんにちは。広報担当です。
今回はLRが取り組む新事業について詳しくご紹介したいと思います!
これまではEC関連を軸に地方創生に取り組んでいたLR。
今春より、廃校を活用した新たなプロジェクトがスタートします。
すでにオープン社内報にて情報発信中ですが、
改めて、事業の中心を担う経営企画室の山下さんにインタビューし、
取り組みのきっかけや日日novaの全体像についてお話いただきました。
――廃校活用事業スタートのきっかけを教えてください
きっかけは、旧日吉小学校を本社移転の候補にと声を掛けていただいたことです。
ただ、従業員の皆さんの通勤を考えたとき、子育て世代の方たちなど距離が変わると勤務が難しくなる方もいて…。本社移転には課題があったのですが、地域創生を掲げる会社にとって、この場を活用して地域を盛り上げることは必要なのではないかと考えました。
WEBの世界だけでなく、リアルな世界で地域創生に取り組むことは、LRとしていつかはやりたいと思っていた事業の一環。そんな思いが重なったことから、この事業に取り組むことが決まりました
――どんな人が何をできる、どのような施設になるのでしょうか
小学校舎は次のような場所ができる予定です。
・ 企業や個人が入居するオフィススペース
・ さまざまな人が部屋を共有して自由に仕事を行うコワーキングスペース
・ 習い事教室や屋内マルシェ、ビジネスイベントなどが開催できる
多目的スペース
・ 子ども連れの方や入居者がゆっくり過ごせる図書室
・ 料理教室や商品開発ができるキッチンスペース など
校庭ではマルシェやヨガといったイベント開催も可能で、工作などが楽しめるクラフトスペースも用意します。
また、敷地内には旧日吉小学校付属幼稚園の建物もあり、ここもカフェ&ストアとしてリニューアル。カフェスペースでは、地域ならではのものが楽しめるよう商品開発を進めています。ショップスペースには、全国各地の自治体、事業所さんと関わるLRの事業を生かし、多彩な地域の商品を並べたいと考えています。
――イメージはどう確立していったのでしょうか
鹿児島県内はもちろん、全国各地の廃校活用事例を視察しました。それぞれ多様なアイデアで運営されていて、具体的なイメージを想像することができました。
当初は、ワークを主として考えていましたが、より大きな「ライフ」みたいな軸の場所が良いのではとアイデアをいただいて。コンセプトとしては「ウェルビーイング&ウェルワーキングスペース」です。
暮らしと仕事を近づける場所、誰もがその人らしく、健康的に豊かに暮らすことができる場所に。人と人、仕事と仕事、想いと想いが出会い、そこからわくわくするような新しい何かが次々と作られていく、そんな場所にしていきたいです。
――リニューアル後はどのようなイメージになるのでしょうか
校内を説明すると、1階の大半は共用スペースです。メインはコワーキングスペースで、一つの広い教室に机とイスが並び、そこに受付も設ける予定。そのほか、会議室やキッチン、クラフトスペースも1階にあります。
2階は企業が常駐して入るオフィススペースで、最大8企業が入ることができます。図書室、多目的スペースといった共用スペースも一部あり、予約のない時間帯は、遊んだりゆっくり過ごせたりするよう、無料開放する予定です。
――完成後、外観や内装はどれくらい変わるのでしょうか
外観は室外機などを隠して、きれいに塗り直します。
内装は入口を一新、エントランス部分が新たに生まれ変わります。
学校の懐かしさを残しながら、日日novaで過ごすことで新たな何かが生まれるという期待感を表現できる内装ができつつあります。
――準備がどう進められているのか、現在の状況や今後のスケジュールと合わせて教えてください
机など備品の準備が進むほか、
後は、先ほども触れた商品開発、施設のロゴ、トイレや部屋の場所を示すサインのデザイン制作が進んでいます。
ネーミングはすでに「日日nova」と公表済みですが、ここも含めて、準備には社内メンバーのアイデア、協力を得て作り上げています。
商品開発では、社内の商品開発部が試作を重ね、地域ならではの商品づくりに尽力してくれています。
ロゴについては、社内で一緒に考えてくれる人を募り、そこから「ロゴに込めたい思い」や「どういう風に見られたいか」など意見を出し合った上で、ロゴ制作経験のあるメンバーでデザインに落とし込む作業を行いました。サインについても、ロゴとのデザイン性を合わせながら、丁寧に作り上げているところです。
そういった多彩なスキルがある人が社内にいるおかげで、素敵なアイデアが形となり、日日novaは出来上がっています。普段の業務もある中、主体的かつ楽しみながら一連のプロセスを担ってくれて本当にありがたいです。
――事業を進める中でのやりがいはあるでしょうか
LRとして本当に初めての事業なので、見えない不安はもちろんあります。
ですが、事業を進めてみると、応援してくださる多くの地元の方がいらっしゃって、それが何よりのやりがいにつながっています。
さきほどは社内協力について触れましたが、社外でも一緒に進めて、協力してくれ作り上げてくれる方々がいて。「使ってみたい」「まさにこういう場所を求めていた」など興味を持ってくれたり、関わろうとしてくれたりする前向きな声もいただきました。
それが何よりのモチベーションで、だからこそ、良いものを作り上げたい、一緒に作っていきたいと思っています。大変な部分もありますが、会社にとって、必ず社会的意義がある事業になると思っています。
「日日novaがあるから日吉に行こう」という場所を目指し、良い事例を作り上げて、今後の事業展開の軸になるよう取り組んでいきたいです。
――日日novaの目指す姿はありますか。どんな場所にしたいでしょうか
最初は本当に地域の皆さんと一緒に作り上げていきたいです。
日置には、個人事業主、クリエイターとして働かれている、さまざまなスキルを持っている方がたくさんいらっしゃいます。日日novaを、リアルで活動する発信拠点として活用していただくことで、一緒に成長できる場を目指していきたいと思っています。
将来的には、町全体の課題を解決できる場に。交通手段の問題など、町の課題に取り組み、解決策が生まれる場所にしていきたいです。「地域課題と解決策が集約されている場所」の象徴となることが目標です。
ここでの成功事例を持つことは、今後、他の地域で展開していくときの重要な蓄積となります。どういうプレイヤーがいるべきで、どういうところを巻き込んで、どういう順番で地域独自の課題を考えていくべきか―。持続可能かつ次世代に誇れる社会を築くために、この日日novaを通して様々なことに取り組んでいきたいと考えています。
LRの新たな取り組みの一歩として、会社全体で前向きにチャレンジしていきたいです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
改めて、日日novaの最新情報についてはこちらにて随時発信しておりますので、ぜひチェックお願いいたします。