#9アダプテーション・ゲーム その3
ハンドボールの記事と交互の更新になってしまっています。
3月もあと少しで、4月になると忙しそうなので、出来るだけこの時期に書いておきたいと思っている次第です。
今回まとめる記事は、失敗例です。
生徒たちの中では、「やってみて楽しかった」という感想もあったり、こちらから見ていて、普通のゲームより、活動的になったと感じた生徒もいたのですが、あまり成果としてはなかったかなと反省しているプログラムでした。
改めて、「共生体育」を考え、学んだ上で、また取り組めたらいいなと今は思っています。
では、内容です。
単元は
球技 ベースボール型 「ソフトボール」
です。
生徒は三年男子です。
なかなか自分の学年じゃなかったり、一年から男女共習をしていないと三年からすぐ共習は難しいと思います。
単元数は全8回の6回目、試合の回ですね。
チームは体育委員を中心に決めさせました。
伝えたことは、
「全員が活躍できるためのルール作りをしよう」
ということ。
「決まったルールは白板に書いて、明文化すること」
を決めました。また、次回も同じ内容で進めるということも伝えました。
話し合いの中心は体育委員と野球部みたいな感じで進みました。主には体育委員でした。
出てきた内容は
•野球部の人は非利き打ち
•一塁手はグラブに当てるだけで捕球とみなす。
•苦手認定された人はフライ時、グラブの中に入ったら捕球とみなす。
などでした。
生徒の発想の豊かさは凄いものがある分、それを活かすためにはやはり発問が大切だと改めて感じました。
このゲームで
よかった点
技術が中程度の生徒にとってはいつも以上に力を発揮して、学びに向かうことができたように感じました。また、上級者の中にも、チームをより考えるようになり、端で一緒に練習したりする場面も見られました。
反省点
ルールが分かりにくかったり、誰がどのルールに適応されるのかが不明瞭だったりと、戸惑うことがことが多かったです。
また、戦術やベース間での走塁など、ベースボール型の特性を意識せず、ただ楽しい体育になってしまっていたことです。
次回にまとめたものを書きますが、PDCAサイクルがうまく出来ていなかったため、中だるみが発生してしまいました。
ただ、教員が
「アダプテーション•ゲームをしたかっただけ」
の体育となってしまったのが一番の反省点でした。
来年度こそ改善します。
次回はアダプテーション•ゲームのPDCAサイクルについてまとめていきます。
では。