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#11アダプテーション・ゲーム その4

 その3では失敗例を書きましたが、今回は学び合い、共生体育に必要なPDCAサイクルについて、まとめていきたいと思います。



 そもそもこの「アダプテーション。ゲーム」という題で記事をまとめていこうと思った動機として、梅澤秋久さんの「豊かなスポーツライフに繋がるアダプテーション・ゲームの提案」という記事の入ったとの出会いがありました。

その中に

 従来の、学校間の接続(入試や内申書)のために獲得し、実社会では生かしにくい学力という概念を越え、生涯学び続けるための脂質・能力が必要な時代になっています。すなわち、①生きて働く「知識・技能」②未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」、③学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性」です。このような資質・能力を育成するには、学習者が能動的、協働的に試行錯誤を繰り返す必要があると考えられます。つまり、教師の支援に基づき、学習者が主体的にPDCAサイクルを回していくような学び合いが求めれられると換言できます。

と書かれています。


これをみると、改めて「教科」を教えるのではなく、「教科を通して生きる力」を育成しなければ、教育とは言えないと感じました。


そんなことはさておいて・・


今回は、その記事のまとめ的なことになっていくと思います。



アダプテーション・ゲームとは


 簡潔に言えば、「勝利の不確定性」を保持するために対戦相手に応じてルールを変えられるゲームだと言えます。ゲームで負けたチームが、自分たちのプレイをし易くしたり、相手のプレイを難しくしたりするゲームを提案し、両チームで合意形成の上、全員が次のゲームに本気で取り組むという、自分たち向けに「適合(アダプテーション)」させるゲームということです。

「アダプテーション・ゲーム」の前提

⑴学習者間の「ちがい」を知り、受け容れ合う(ダイバーシティ)

⑵「ちがい」ある個の力を生かすチーム作り(インクルージョン)

⑶勝利の不確定性(勝つ/負けるが50:50)の面白さを知っている(勝利追求主義)


具体的な方法等は次回に書いてきます。




引用:真生の「共生体育」をつくる 梅澤秋久+苫野一徳 編著

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