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【まちづくりをする人に必要なものとは】-エリアマーケティングの手法について-

こんにちは!株式会社L・P・Dでインターン中の村上です!

これまで、地域におけるコンテンツの重要性をお伝えしてきましたが、それに合わせて、コンテンツをつくる際には、エリアを小さく選定し、点を面にすることも大切だとお分かりいただけたかと思います。

そうなると、仮にご自身で新しいコンテンツを作ろうとする際、どのエリアにどのようなコンテンツが集まっているのか、また、そこでは日頃どのようなアクティビティやニーズがあるのかを把握した上でエリアを選定することは、自身のコンテンツの未来に大きく影響してくると思いませんか??

そこで今回は、エリアマーケティングについてお話ししていきたいと思います!

エリアマーケティングには、定量的・定性的に把握する2つの方法があります。
定量的把握 ➤ 統計調査、家賃・地下断層調査
定性的把握 ➤ 考現学的フィールドサーベイ

定量的把握にあたっての統計調査、家賃・地下断層調査についてはある程度想像がつくかと思いますのでざっくりまとめると、
人口や年齢構成の推移、通りの歩行者通行量推移、店舗数、事業所数、店舗や事業所、住宅等の実勢家賃や賃料相場、空き店舗・空きビル・空き地、地価マップ、などを表しており、ターゲットや場所の選定に役立ちます。
特に賃料などの項目から学べることとして、家賃が急激に下がる、家賃断層帯の低価格のところからプロジェクトを興すと良いとされています。

次に、定性的把握の考現学的フィールドサーベイについてです。
そもそも考現学とは何かというと、街頭において人々の風俗(風習や行動)を採集することを指します。

つまりは、まちに出て観察しな!!ということが考現学的フィールドサーベイであり、定性的把握となります。
考現学的フィールドサーベイを具体的な内容で大きく3つに分けると、
以下のようになります。

➀まちの中で新しい芽やコンテンツが生まれているかを見つけだす
②お客さんの視察を行う&店主と話をする
③客層の調査を行う

ここでのポイントは、新しいコンテンツを見つけたら躊躇せず必ずお店に入り、どの時間にどういった客層が見込めるのか、店主からなぜここに出店したのか、実際お金の面はどうかを聞き出すなど、自分自身の目で見て聞いて感じたものを参考にすることです。
特に、昼間と夜間の時間帯や天候などの影響により、人々の行動はまた変わってくるかと思いますので、天気や季節、曜日、時刻など様々な条件を変えて、まちの観察を行うとなお参考となる結果を得られると思います。

このような調査を行った際に、遊休化した不動産が密度高く集積している、新しいまちのコンテンツが発生している、まちの新しい客層がいるという3点が確認できれば、そのエリアでのコンテンツづくりは十分可能であると言えるでしょう。(もちろん、実現不可能なまちなどないのですが!)

以上、エリアマーケティングについてお話ししてきましたが、
やはりまちづくりには、まちの変化に敏感に気付く体質であることが大切であると感じました。

マップやInstagramを片手にまちあるきをするのも勿論大切ですが、目的地を決めずにふらっとまちを歩き、まちをじっくり観察することの方がよっぽど得るものが多く、大切なのかもしれません。

毎日同じ道を通るのではなく、今日はいつもと違う隣の路地を歩いてみようとか、好奇心をもってまちを歩くと、また違った新しいまちの姿が見えてくるのかもしれません。

これらの定量的・定性的調査をもとに新しいまちの未来を模索し、
皆様の新しい挑戦やコンテンツづくりに活かしていただければと思います!

本日もありがとうございました☻


この記事を書いている人はこんな人☟
【!初投稿!】はじめまして☻|まちづくりインターン中の村上 (note.com)

具体的に何してるの☟
【まちづくりインターンの実態】-まちづくりインターンって何してる??-|まちづくりインターン中の村上 (note.com)

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【結局のところまちづくりって何??】-何をすべきかお悩みの方へ-|まちづくりインターン中の村上 (note.com)

【敷地に価値なしエリアに価値あり!】-小さな点の集合を面にするまちづくり-|まちづくりインターン中の村上 (note.com)



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