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避難生活体験会レポート Vol.1

場所:神奈川県川崎市
日時:2023年9月2日(土)16:00~9月3日(日)

坂茂さんが主宰される NPO VAN (https://shigerubanarchitects.com/ja/van/) は紙管間仕切りシステムを構築し、国内外で災害があった地域においての避難生活の支援を継続的かつ非常に強い情熱をもって継続されてきています。

そのNPO VANの方々にお声がけいただき、2023年9月に、神奈川県川崎市で開催された避難生活体験会にて、避難所の照明という観点においてLPAが協力させていただきました。

この体験会は、大地震発生から数週間後を想定し、避難生活が長期に渡った場合を想定しています。その模擬避難所で、1泊2日で避難生活を宿泊体験し、長期化した避難生活が少しでもより快適に過ごせるよう、今後の改善検討の参考とするために開催されました。

■概要:
・日時: 2023年9月2日(土) 16:00 ~ 9月3日(日) 9:00
・場所: 多摩スポーツセンター(川崎市多摩区菅北浦4-12-5)
・共催: NPO法人 ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク (VAN)
     東北大学災害科学国際研究所 川崎市
・協力: 株式会社 良品計画
     株式会社 ライティングプランナーズアソシエーツ (LPA)

会場となった多摩スポーツセンターの大体育館
当日のスケジュール

今回体験するのは、体育館に紙管と布の間仕切りによる仮設パーティションシステムと段ボールベッドを設置、その中で参加者が1晩過ごす、という内容です。

VAN原野さんの説明をうけ、参加者全員で紙管ユニットを組み立てます。柱をたてて梁を通してつないでいくシンプルな仕組みです。

紙管仕切りセット
紙管一本の重さは女性でも難なく持てる重さになっています。
紙管がくみあがったら、カーテンをかけて安全ピンで留めて完成です。
1名用の1ユニットは2mx2mで、この写真は2名用の連結ユニットです。

仕切りユニットと合わせて組み立てます。

部材すべてが必要になる設計(梱包材としてのごみが出ない設計)
こちらも簡単に組みあがります。
寝転がっている男性の身長は180センチ
一つ一つは簡単な仕組みですが、必要数をくみ上げるのには2時間程度かかったでしょうか。
全部ができあがってから、区画整理をして配置をしました。

次回に続きます。


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