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避難生活体験会レポート Vol.2


場所:神奈川県川崎市
日時:2023年9月2日(土)16:00~9月3日(日)

紙管ユニット設置の後はお楽しみの夕食タイムです。長期の避難生活でも栄養が偏らないよう、また温かい食事がとれるよう、良品計画さんが検討して提供してくださいました。

MUJIカフェからの豊富なメニュー、どれも美味しかったです!

 食事後のワークショップでは、災害避難についてのショートレクチャーを行いました。

東北大学 村尾教授の防災の考え方、段階ごとの課題などについて
VAN原野さんの間仕切りシステム開発の経緯と避難所の問題について
良品計画の「いつものもしも」日頃から非常時や防災への対処法を身に付ける生活について
LPAからは避難所のあかりの問題と今回の体験会での目的について

今回、照明に関しての主な目的は3つです。

1.体育館の照明
体育館の天井にある照明は、各種競技に必要な明るさを確保するため、避難所として日常生活を行うためには明るすぎる場合もあります。
「点灯消灯が全体一括なのか/細かく場所ごとに制御できるのか/調光(明るさの調整)ができるのか」
を確認し、可能な場合は夜間は少し明るさを抑えるなどの調整を試みます。また、消灯時間前から各ユニット内のベッドで休みたい場合、真上に照明器具が見えてしまうととても気になってしまいます。今回、ユニットの設営の際には、できるだけ照明器具が真上にならないような配置を試みたいと考えました。

2.ユニット間の照明

夜の消灯後、防犯、安全のためのあかりを各所に配置検討します。
・トイレまでの道筋をわかりやすくすること、
・暗がりになりすぎて危険な場所が無いようにすること、を目指します。
 
常点灯のあかりを、体育館出入り口や、管理ステーション、四辻などに、置いたり、
センサー式のあかりを、各ユニットの紙管にはりつけたり、
夜間にどのような設えが安心できるかを今回試します。

3.ユニット内の照明
消灯後にユニット内でそれぞれが使えるよう、ポータブルタイプの照明器具を用意しました。
形や素材、明るさなど、どのような灯りが適しているかを参加者の方々にヒアリングします。

次回は、用意した照明器具について。


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