毒親家庭実体験エッセイ漫画 13 はまだぷいぷい 2025年2月27日 09:42 これは自己紹介的なものでもあり、自分の過去を昇華する目的で描かれたものでもあります。短期大学の卒業年に母親が不倫して裁判ののち離婚。そこで父が精神を病み、その自覚がありつつも【精神科・メンタルクリニックに行くのは恥ずかしい】という理由でうつ状態のまま過ごし、その結果家族のなかでの父親としての責任を放棄する結果となりました。 父は仕事から帰ってくるとテレビやスマホに向かい、娘との会話を「俺忙しいんだから!」と拒否をします。重要な会話も、家族としてのあいさつもできなくなります。なので父と会話するには「15分で終わるから、15分で終わるようにわかりやすい資料も作ってきたから」とそこまでしなければなりませんでした。父の行動言動には兄弟差別などもあり、心理的虐待に該当するものが多かったです。 市の保健師さんと「お父さんとは離れて生活しよう」と目標を立て、障害年金を活用しながら障害者雇用で給料を得て自立する予定でした。ただ、父はその間私が父のことで苦しんでいることを知らないので、自立という新しいステージに向かう準備が、父の心理的虐待によって体調を崩して振り出しに戻ることが続きます。そのことで我慢の限界を迎えてしまいました。家出をする、結婚をする。夫が良い人なのでよかったのですが、もう自分の人生を取り戻すためなりふり構わない時期でした。 夫と暮らせてもちろん幸せなのもあるし、夫という今まで私の家と縁のなかった外部の人間がやってくることで自分の立場の安全性を確立したかったです。そこまでしないといけません。父や弟は私の存在を軽んじ、私の現状を理解せず「自立できないお前はがんばっていない」(頑張っていないから傷つけて良いという自分たちへの甘え)がありました。夫を連れてくることではじめてヒヤッとしたのか謝罪がありました。もし私1人だけだったら「家族なんだから」と【家族】を悪用して仲直りの方向(加害被害なので本当はおかしい)に舵を切ったでしょうね。 ここで家族に対して【何が一番怖かったのか】という部分ですが【相手の立場に立ち想像することをしない・面倒なことから逃げたいのが行動原理とわかった】だと思います。ここでは私の意思や気持ちに価値がない。娘の不安定さは娘とコミュニケーションを取ることで原因を取り除けるのでは?とならない。家族と向き合わないと後々とんでもないことになるのでは?と想像することができない。でも娘には問題なく働いてもらうのは当たり前で自分に迷惑をかけるのは許さない。私には理解不能でした。普通は相手の気持ちやあとさきを考えると思うので。 相手がおかしいだけ。まともな家族ならこんなことはしてはいけないとわかっていても、自分を責めてしまうのは…もし自分の心も身体も意識もなかったことにして家族の思い通りに動けていたら、私も家族に大切にしてもらえたかもと後悔があるからです。そこまでしないといけないのがそもそも異常なのもわかります。ただ、生まれる家は選べない以上辛いのです。私は家族を捨てたい訳ではなかったけれど…私自身の意思は邪魔なだけ、思い通りに動いてくれない私に価値はない、私のために頑張るのが癪。と家族が思うのだったらやりきれなくて悲しくて。 現在のフラッシュバックの原因は「私自身には全く価値がないと家族に思われていたこと」です。父は私の命さえ投げ捨て「自分が今、面倒なことから逃げたい!」といなくなる場面がありました。なぜ生まれてしまったのだろうという問いは今も呪いのよう私を苦しめます。夫が支えてくれるありがたさがありつつも、うれしいことはうれしい悲しいことは悲しい。打ち消しになるわけではなく私自身が努力して長い時間をかけて治療していくこと。元気になるにはそれが一番重要になってくるのが残酷だと思いました。あと先考えず傷つけないでほしかった。 こういった毒親家庭での経験を漫画や文章の形にしながら、治療を進めています。いつかは毒親サバイバーの方の一つの支えとなるような本を作ったり、多くの方にわかりやすい話ができるようになって毒親サバイバーのための講演会などもしたいです。辛い経験をしましたし、今も苦しめられていますが新たな目標をもって明るい方向に進んでいきたいです。(この漫画も治療中に混乱しつつ描きましたので誤字脱字あります失礼しました) いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #毒親 #治療 #毒親育ち #機能不全家族 #毒親サバイバー #機能不全家庭 #毒親話 #毒親脱出 #毒親育ちでもしあわせになる #毒親問題 #心理的虐待 13