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奈マ道12:楽しい努力

『奈良マラソンへの道12』

本日のトレーニング
走行距離:20キロ  時間:124分
平均ペース:6:14/km

今回から、タイトルを変えてみました。ナンバーは本文の最初に入れることにして、その日のトレーニングでの発見や気づきなどをタイトルにする方針にしてみました。

それでは本文です。

しばらく離れていたマラソンを再開して、12月の奈良マラソンで4時間30分を切ることを目標に、日々トレーニングに励んでいます。

最近は寒くなってきたせいか、布団の中が気持ちよくぐっすり眠れるように感じます。今朝も4時ごろに一度目が覚めたあと、布団の中でうとうとしていたら6時になり、起床しました。6~8時は通勤の車や学生達で道路がにぎやかになるので、理想としては4時に起きて準備し、5時前には走り始めたいのですが、最近は日の出が遅くなってきたこともあり、このペースも悪くないかなと思い始めています。

さて、最近YouTubeでランニングフォームに関する動画(タカヤマラソンチャンネル)をちょこちょこ見ており、今日は『踵の引きつけ』を意識して走ってみました。これまでは『お尻で走る』『前足を体の中心より前に出さない』ことを意識していて、その結果、比較的楽に走れるようになってきたのですが、今回は『踵の引きつけ』にフォーカスしてみました。


いつもは走り始めをゆっくり意識していますが、『踵の引きつけ』を意識するとスピードが上がる一方で、疲れやすい感覚も同時にありました。「これって当たり前じゃないか?」と思いつつ1キロほど走ってみると、タイムが6:15。いつもよりかなり速い走りだしです。「これじゃあ5キロを過ぎたあたりでバテるかな」と思いつつも、今日はこの走り方でどこまで走れるか試してみようと思い、予定していた20キロではなく、16キロに短縮して走ってみることにしました。

ところが、意外にもこのペースで走り続けるうちに体が慣れてきて、最終的にはバテずに20キロを走り切ることができました。この発見には驚きました。『踵の引きつけ』によってスピードアップするだけでなく、効率よく力を使うことで持久力も上がるのではないかと感じました。

この『踵の引きつけ』の動きは、水泳のクロールに似ていると感じました。私は小学校の頃、喘息対策で水泳を習っていたのですが、その時に覚えたクロールの動作と重なったのです。クロールで水を後ろに押し出した後、腕を前に戻すときにはできるだけ力を抜きます。腕をまっすぐに回転させると無駄なエネルギーを消耗し、スピードも落ちる。それと同じように、走るときも踵を引きつけることで足全体の回転速度が上がると感じました。タカヤマラソンチャンネルでも、フィギュアスケートの回転のように、両腕を広げると回転が遅くなり、腕を縮めると回転が速くなる、という理屈が解説されていました。なるほど、と納得しました。

以前は、ただ走り込んで筋力をつければタイムが速くなると考えていましたが、『奈良マラソンへの道』を書き始めてから、フォームの改善やそれを支える筋力の強化が必要だと気づきました。

あるボクシングのトレーナーが「努力が必ず報われるわけではないが、栄光を掴んだ者は等しく努力している」と言っていました。なぜ努力が報われないのか?それは、努力の方法が間違っていたり、その努力の方法自体が自分に合っていないこと等が原因でしょう。そして、マラソンにおいて「努力が報われる」とは、目標タイムを達成すること。ゴルフなら目標スコア、ダイエットなら目標体重。しかし、私が感じている最も大切な事は「その努力自体を楽しめるかどうか」だと思います。

この『奈良マラソンへの道』を書き始めてから、トレーニングの振り返りが楽しくなりました。今日はどうだったか?次はこうしてみよう、と考えることや、YouTubeでマラソン関連の動画を見ながら、自分が今までいかに無意識に走っていたかを痛感しています。そして、今ではトレーニング自体が楽しみになっています。

今日の水泳とマラソンの共通点に気づけた発見は、とても嬉しいものでした。ただ走るだけでなく、力を抜くべきところで抜き、入れるべきところで入れる。このバランスを意識して、これからのトレーニングも楽しみながら続けていこうと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました。次回もぜひ気軽にお立ち寄りください!

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