成績
娘の成績は小学生の頃から上の下か中の上といったところだった。
勉強が苦手な私からしたら勉強の出来る子供で読書も好きなので心配はしていなかった。
中学に入り、英語は苦手なんだなとは思ってはいたが…。
総合的に1学期のテストの点数は悪くないと思った。
だが、成績表は3しかなかった。
4があってもおかしくない点数だった気はしたが。
グループで話合いをして発表することができないからだろうか…。
2学期の中間テスト、突然、娘のテストが全てひどくなった。
思わず叱ってしまった。
今思えば、急に下がったのだから理由を聞かないといけなかったのに。
あの時は仕事の忙しさで余裕がなかった。
叱られていた時の娘の顔は無症状で余計に苛立ってしまった。
無症状でいる娘の閉ざされた心に気づいてあげられなかった。
無表情…そんな顔を初めてみたのは小学校高学年の担任の先生と街中で会った時だ。
違和感を感じつつもそのままにしてしまった。
本当はその辺りから少しずつ壊れてきていたのかもしれない。