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「すいかの名産地」の原曲⁈

*可愛いスイカの絵をお借りしています。ありがとうございます!*

先日、数万光年ぶりに、映画「男はつらいよ」第1作を見ました。1969(昭和44)年の作品です。

この中で「すいかの名産地」が歌われます。寅さんの妹さくらの、恋愛と結婚を象徴する歌として。

久しぶりに「すいかの名産地」を聴いて、レトロで古くさいな~と思うと同時に、不思議な歌だとも思いました。

そもそもスイカの名産地ってどこよ。今だと熊本とか?でも昔から??

国立国会図書館デジタルライブラリーを「西瓜の名産地」で検索したら、デルワデルワ。昔は、北海道から沖縄まで日本全国が西瓜の名産地だったらしい笑


それはさておき、「すいかの名産地」の原曲については、既に非常によく考察されています。

「すいかの名産地」のメロディーは、有名なアメリカ民謡「Old MacDonald Had a Farm」に、部分的によく似ていますが、全く違うところもあり、その上、歌詞ときたら全く別物。そこがなんかミステリアスで沼っちゃうんですよね。

この2つの記事は必見。


私はしょーもないニワカなんですが、さっきググってたら、たまたま、原曲(の1つ?)っぽいものを見つけたので、このnoteを書いてます。

「1949 Recreational Songs」(1949)という本の264ページに、「Down Where the Watermelons Grow」というタイトルで、楽譜が「すいかの名産地」そのものの曲がありました。

ユタ州のモルモン教徒の関連本のようです。

面白いのは、水科化結さまが日本版「すいかの名産地」の原曲ではないかと指摘しておられる、ホーマー&ジェスロー(Homer & Jethro)の同名曲(1957年発表)と歌詞がよく似ています。冒頭でちゃんとキャロラインが出てくるんです。

ところが、上の1949年版には、日本版とホーマー&ジェスロー(Homer & Jethro)版にはある、3番の小麦の花嫁のくだりがなぜかありません。

つまり、どういうことだってばよ?

1949年~1957年の間に、小麦の花嫁の歌詞が書かれたんでしょうか?

神のみぞ知る。まだ残るミッシングリンクなのであった。